「は、入らない！」簡単そうに見えたのに。それでも奮闘した結果！？

 

月経カップを使うために、まずは動画を探し、予習をしました。私が見た動画はガラスのコップを使って、挿入と取り出しを実際に行う動画。

 

月経カップを折りたたんで挿入し、取り出すときはつまんで出すという動作を見て、それほど難しそうには見えなかったので実際に購入してみることに。滑りがよくなるというジェルも一緒に購入したのですが、結果としてジェルは不要でした。

 

初めての挿入は生理2日目の経血量が多い日にしました。お風呂で月経カップを三つ折りにし、ジェルを塗って挿入を試みましたが、ジェルで指が滑り、挿入どころか押し込むことさえできません。3回ほど洗ってはジェルを塗りを繰り返しましたが入らず……。三つ折りをしっかり押さえないと途中で形が元に戻ってしまうことに苦労し、このときは断念することに。

 

動画で見たときは簡単そうだったのに、と首を傾げながら時間があるときに三つ折りで何度か試してみること2カ月。ようやく三つ折りに慣れてきたころ、「四つ折りで入れてみたらどうか」と気づいたのです。

私が見た動画では四つ折りが基本としていましたが、縦に三つ折りにしたほうが細長くなって入りやすいと思っていた私。四つ折りは何となく太くなって入りづらいイメージでしたが試してみることに。

 

すると、持つときも安定し、形が戻りにくく、挿入後は手を離せばぱっと開きました。三つ折り、四つ折りのほかにダイヤモンド折りなど、数種類の折りたたみ方も紹介されていましたが、私の場合は基本の四つ折りが一番ラクだと気づきました。

 

 

心配していた取り出しは、ガイドとなるひもをたどれば簡単に取り出せました。経血量が多いときは自然に子宮口まで降りてくるのでスルッと取り出せます。経血をトイレに流し、カップはウェットティッシュで拭くか、水道水で洗い流してまた装着するだけで済むので、替えのナプキンをたくさん持ち歩かなくてもよくなりました。出し入れに慣れたので少し大きいサイズを購入しようとも思っている今日このごろです。

 

著者／さくら みや
監修／助産師 松田玲子