まさこ
ボロボロ出てくるたかおの秘密
起業して社長になる夢を叶えるため、教材販売のネットビジネスに勤しむたかお。ところが、大学4年生になったころから売り上げが思うように伸びなくなり、生活費を切り詰めるように。
心配したまさこが「ネットビジネスはやめて就職しなよ」と促すと、たかおは「教材販売をしている会社に20万円の入会金を払い終えるまで、ネットビジネスをやめられないんだ」と告白。さらに、たかおはそのローンを返済するため、親からお金を借りたらしいのですが……。
ここで、たかおの口から新たな事実が明かされます。実は、たかおは以前に別の起業塾にも入会していて、その際の入会金30万円の借金もあり、親に立て替えてもらったと言うのです！ 彼が合計50万円の借金をしていたと知って驚きながらも、さらに心配になるまさこ。
合計50万円の入会金は少しずつ返済しているとはいえ、まだ15万円も残っています。たかおがやっていることはマルチ商法ではないか？ と疑いはじめているまさこは、たかおに警察へ相談するよう促しました。マルチなら、警察に訴えればローンも帳消しになるかもしれない……そう思ったのですが、どうやら、たかおは警察に相談するのは乗り気ではないようです。
就職の内定もすべて蹴ってしまい、ネットビジネスもうまくいかず、ほぼ無収入の状態となっているたかお。現状をどうにかしなければならないことは本人が一番よくわかっているはずですが、今後、どのようにして借金を返済していくのでしょうか。最初の起業塾で30万円の入会金を払わされた時点で、この手のビジネスはおかしいと気がつくことができればよかったのですが……。もともと意識高い系の大学生だったたかおは、『起業』というワードに釣られて、思惑通りに騙されてしまったのかもしれませんね。
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作画：星川
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