「はっ…恥っ！」気合いをいれてデートでオシャレ→まさかの事態に彼氏も苦笑い？

 

私はいつも、彼氏とのデートではおしゃれを張りきってしまいます。そのときどきで、流行のファッションをベースに自分なりのアレンジを加え、我ながらうまく着こなしていると思っていました。

 

しかし、ある日のデートでその努力があだとなったことがあります。いつも通り当時の流行スタイルにアレンジを加えたファッションで彼氏とショッピングデートを楽しんでいた私。しかし、目的地のインテリアショップに着くと、なんとそこにいた店員さんのほとんどが私と同じような服装をしていたのです。

 

アクセサリーの種類やタイツの色など多少の違いはありましたが、まるでお店の制服のように見えるほどみんなそっくりな服装でした。彼氏もさすがにそのことに気づいたようで、苦笑いしながら「そんなこともあるよ……」と言っていました。

 

これだけならまだよかったのですが、その後訪れた喫茶店やアクセサリーショップ、木工細工作りの体験教室など行く先々で私とほぼ同じファッションの人と遭遇してしまいました。

 

ファッションが誰かとかぶってしまうのはよくありますが、デート中にそのようなことが何度もあるのはとても恥ずかしかったです。せっかくの楽しいデートなのに周りの目ばかり気にしてしまい、彼氏にも気をつかわせてしまって最悪なデートになってしまいました。

 

流行のファッションをそのまま真似していれば、ただの笑い話で済んだのかもしれません。しかし私の場合、自分なりのアレンジを加えて個性を出そうとしていたので、かえって悪目立ちしてしまったのです。

 

結局、このことがきっかけで彼氏と気まずくなり、最終的にお別れすることに……。デートでおしゃれを頑張るのはよくあることですが、私は少し頑張る方向性を間違ってしまったようです。

 

 

この失敗をきっかけに、中途半端なアレンジは控えるようになりました。そして、流行のファッションは街中でかぶってしまうリスクもあると学びました。それでも、自分のしたいファッションを楽しむことも大事だと思っているので、これからもいろいろ楽しみたいです。

 

著者／佐伯 貴子
イラスト／おんたま