夫におつかいを頼んだ私
家事や育児でバタバタしていたある日。「ごはんの買い出しに行かないといけない」と呟いていると、夫が「今日は俺が行こうか?」と声をかけてくれました。私はまだまだやることがあったので夫の提案に感動! 「いいの? お願いします!」と買い物を頼むことに。
何を買ってきてもらおうかメモしているとき、生理用ナプキンが残り少なかったことを思い出しました。そして、夫に「生理用ナプキンも買ってきてほしい」とお願いしてみることに。夫は「恥ずかしい」と言って断るかなと思っていたのですが、「いいよ」と即答してくれました。
何回も電話がかかってくる
夫の初めての生理用ナプキンのおつかいです。「羽なしの1番安いやつでお願い」 と伝えてあり、何も聞かれることはなかったので問題なく買ってきてくれるだろうと思っていた私。夫が帰ってくるまでに家事をおこなわなければと思っていると……夫から電話がかかってきました。
ドラッグストアについたようで「ねえ? どれがいいの? たくさんありすぎてわからない」と夫。私は羽なしの1番安いやつを買ってきてほしいことを再度伝え、「わかった」と言われたため電話を切りました。
すると、しばらくすると夫からまた電話が。「あのさ、羽ってなに?」この言葉に私はハッとしてしまいました。「そうか、ナプキンを購入したことない夫には羽と言われてもわからないか……」と。
そこで私は「だいたい〇〇枚入って、〇〇円くらいで、ナプキンに羽みたいなのがついていないパッケージのやつで昼用のを買ってきて!」と詳しく伝えました。夫は理解したようで、電話を切ったのですが、最後にもうひと電話。「これであってるのかな?」という確認の電話がかかってきたのです。
ありがたいけれど、正直…
家事をしていた私は、何回も電話がかかってくるたびに家事をストップ。夫の行動はもちろんありがたく、うれしかったのですが、「これなら自分で後日買ったほうが早かった……」とも思ってしまった私がいました。
また、「生理用ナプキンって意外と値段するんだね」と言われたときにはなんと返したらいいのかわからなくなってしまい……。改めて、男性には生理用ナプキンを始め、生理のことをもっと理解してもらいたいなと感じました。
あのときは、自分も慌ただしくしていて「自分で買ってきたほうが……」とも思ってしまいましたが、夫の行動はうれしかったですし、これから夫に生理用ナプキンを買ってきてと頼みたくなるタイミングがまたあるかもしれません。生理についても理解してほしいと思っているため、今後のために夫には生理用ナプキンについてどんな種類があるのかなど知ってもらい、生理用ナプキンを購入することに慣れていってもらおうとも感じました。
著者/松谷 えりな
作画/ののぱ
監修/助産師 松田玲子
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