仲良し夫婦だけれど、ときめきはない
私と夫は性格も趣味も全然違います。だから、結婚して14年目になる今でもしょっちゅう喧嘩。本当は子どもの前では控えたほうが良いのでしょうが、思ったことを心にためておけない性格の私は我慢できず、すぐに夫と正面衝突です。
子どもはそんな様子を見て不安を感じたりするようですが、実際は犬も食わないというやつで。どんなに大喧嘩したって1、2日もすれば元通り。そうやって10年以上もバトルを繰り返して意見を擦り合わせてきた私たちは、実は結構仲良しなのではないかと思います。現に40代半ばとなった今でも夫は私に寄ってきます……。
しかし、夫にときめくかと言ったら話は別。夫のことは信頼していますし、一緒にいて無理なくくつろげて安心感もありますが、ドキドキとかはさすがにもう……。この年の夫婦なんてそんなものかなと思う半面、たまになんだか物足りない。そんな私の心にときめきをくれたのがマンガです。
マンガの二次元ワールドに刺激を求める
きっかけは、小学校高学年の娘にせがまれて行ったレンタルDVD&コミック店。10冊以上のまとめ借りがお得らしいのですが、娘だけで10冊も借りたら勉学に支障を来しそうと親らしく心配になりました。
そこで、半分は私が好きなマンガを借りることに。そもそも受験生になるまではマンガが大好きだった私。久しぶりにワクワクしながらフロアを見て回りました。するとタイトルだけ知っていて読めずじまいだったマンガ、映画やドラマになったマンガ、もう1回読みたいマンガなど、「あ、これ読みたい」と思うマンガがたくさん! 数々の候補から自分の持ち分である5冊に絞るのが大変でした。
そして帰宅後、登場人物と一緒に泣いたり笑ったりしながら一気読み。主人公がけなげで頑張っているとおかん目線で励ましたくなったり、うまくいき過ぎているストーリーだと「人生そんなに甘くないよ」とツッコミたくなったりするのは、今の年齢だからだろうなと思います。
それ以来、すっかり冒険や恋愛などいろいろな世界と出合えるマンガのとりこに。たまに大人目線で見てしまうときもあるけれど、ドキドキしたりワクワクしたり、心に刺激をいっぱいもらっています。
コミュニケーションにもマンガが大活躍!
さらにマンガは私と周囲の人とのコミュニケーションツールとしても活躍中。40代でマンガ好きなんて引かれるかなと思いつつ、周りのママ友に「私、マンガにハマっているの」とカミングアウトしたところ、意外とみんなも読んでいることが判明。いまどきはネットでも読めるから家事の合間にくつろぐのにもちょうど良いのだそうです。ママ友と昔読んだマンガやおすすめマンガの話をしたり、一緒に古本屋に行ったりして楽しんでいます。
また、娘とはマンガの感想を日々言い合うことのできる仲に。小学生の娘の感想はかわいくていつも胸が温かくなります。
ちなみに夫も私たちのお付き合いでマンガを借りることも。そういうときは娘4冊、私4冊、夫2冊くらいの割合で借りています。「妻の趣味に付き合ってくれるなんて、本当に良い夫だなぁ」と実生活でもちょっとときめき復活……かもしれません。
まとめ
マンガを読んでときめくことが外見的なアンチエイジングになっているかどうかは自分ではなんとも言えません。ただ、気持ち的には確実に若返っています。例えば、最近ママ友のおすすめで読んだ「この音とまれ!」と「君に届け」(ともに集英社)は、高校生たちの熱い青春が描かれていて、40代の私も純粋な気持ちになれました。
マンガの主人公は基本的にポジティブ。自ら行動を起こして世界を切り開いていきます。そんな主人公たちと一緒にドキドキ、ワクワク、ハラハラする中で、自分も年齢や環境のせいにしていろいろ諦めてはいけないなと改めて思いました。何事も今さらなんて思わずに努力して自分の理想に近づいていきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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著者:小笠原 たまご
小学校高学年の長女と小学校低学年の長男をこよなく愛するパート&在宅ワーカー主婦。