「パパ今日も遅いねぇ」深夜0時半近くになると、玄関のドアが開いて…
「よしよーし……おなかすいたねー。
今ミルクあげるからねー」
泣き止まない赤ちゃんに話しかけながら、
抱っこをしてあやしていた美咲。
時計が深夜0時半近くになると、
ようやく拓也が帰宅しました。
「おかえり……!
今日も遅かったね……!」
「さっきまで花ちゃんにミルクあげてたんだけど、
ちょうど寝ちゃって……」
美咲は明るく話しかけるのですが、拓也は何も言わず、
ただスッと横切っていったのでした。
◇ ◇ ◇
拓也が深夜に帰宅しても美咲は特に何もとがめず、むしろ気を使って明るく話しかけているようにも見えますが……。拓也が何を思ってそうしているのかは分かりませんが、せっかく美咲が話しかけているのに、何も言わずにスッと横切られてしまうなんて悲しいですよね……。
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