我慢できずに漏れてしまったことも…
私が小さいころは、父が勤める会社の慰安旅行や交流を目的としたバーベキューやレクレーション大会が盛んだったので、よくバスや車で郊外まで出かけることがありました。そんなとき母が気にしていたのは私のトイレ問題。
今のようにコンビニが普及していない時代、トイレといえばドライブインか公園のトイレ。または保養施設のトイレしかありませんでした。おなかが弱い上に、汚いトイレを見ると吐いてしまう私。しかも車酔いしやすい子どもでした。
自分でもおなかが痛くなるのはつらいので、子どもながらにおにぎり一個だけなど気を付けるのですが、周りのおじさんが「うまいぞ、これ食え!」とくれたおいしそうな肉の塊などはついつい食べてしまいました。また、暑い夏に遊んだ後のアイスもしっかり食べてしまうので、最後はきまって腹痛です。
なるべく自宅まで我慢するとか、臭いを嗅がないように息を止めて、汚い場所を見ないようにして公園のトイレを使うなど涙ぐましい努力をしても、我慢しきれず漏れてしまうこともあった情けない思い出があります。
海外旅行はトイレがきれいな国へ
大人になり、腹痛とうまく付き合えるようになりました。トイレが使えるコンビニも増えて、汚い公園のトイレを使うこともなくなりひと安心。
旅行が大好きになり、独身時代は年に一度の旅行が生きがいでした。旅行先はシンガポールや韓国など、無意識にトイレがきれいな都会を選んでいるのか、さほど腹痛に襲われても困ることはありませんでした。韓国で出されたキムチを連日食べ続けた結果、激しい腹痛に襲われ100m歩くたびにトイレに駆け込むことになったときも、きれいなトイレばかりで助かりました。
一番困るのはバスでの長距離移動です。バスの中のトイレが使えない中で、腹痛に震えて1〜2時間のバスの旅に耐えたのは今でも冷や汗が出る思い出です。
家族とトイレがかぶる問題の解決策は
子どもの通学時間と出勤時間が重なると出てくるのがトイレ問題です。同じ時間に朝ごはんを食べて動きだすから当然トイレに行きたくなるのも同じ時間。決まって家族でそろって便意に襲われます。トイレを使用する優先順位は「早出の夫>次に出る長男>次男>>>>>私」です。
そうはいっても腹痛に優先順位なんてありません。何度近所のコンビニに走り、無駄な買い物を繰り返したことでしょう。
我慢し過ぎるとおなかの調子が悪くなり、1日すっきりしないことになります。急激に痛くなったり、逆にトイレにこもってもすっきり出ないのに腹痛のままなどトラブルに襲われます。こんなことを繰り返していては体に良いわけがないので、なんとかこのおなかの不調を招く悪循環をなんとかしたいと考えました。
そこで、まず朝は家族より2時間早く起きるという対策を取りました。私は目覚めてから2時間後くらいに便意を感じるので、家族より早めに食べることでトイレ争奪戦を一歩抜け出すことができました。
さらに、長距離移動でトイレの確保がままならない恐れがあるときは、移動1時間前から飲み食いしない、2時間前に必ずトイレにいって自分のおなかの具合を気にするように心がけると、バスや車で冷や汗をかくことが減りました。
まとめ
昔に比べるとおなかを壊す回数も減りました。特に朝、トイレを家族の誰かが使っていて入れないときに、冷や汗をかきながら我慢して近所のコンビニに行くということが激減しました。
体調が不安定だからなのか、食べ過ぎなのか、体からのサインかもしれないので自分の体をいたわって腹痛に付き合っていきたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
イラスト/やましたともこ
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著者:まさみ
中学生と小学生の男の子を持ちフルタイムで働いている。昨年化粧品メーカーを辞め、別の業種に。慣れない仕事と化粧品業界のときと変わらない「女同士の上辺の関係」を生暖かく苦しみながら見つめる日々。帰れば子どもの送り迎えと家事に追われ、趣味だったスキンケアもできずカサカサな肌となる。