入籍前のこと
私たちが新生活の準備のため買い物に出かけたときのことです。そこへ「資金援助をするので」と義母と義妹が合流してきました。私は合流することは聞いていなかったので、突然のことにびっくり。
そして、買い物中も「その色は変」や「なんでそんなのにするの?」など、義妹からの口出しが絶えませんでした。すごく嫌な気持ちになりましたが、義母からの資金援助もあったため、私は強く言うことができなかったのです。
新居にて
いろいろとありましたが、晴れて引っ越しも終わり新生活の始まりです。しかし、早々に事件が。義家族がわが家で食事会をしたいと言い出したのです。
義家族の気持ちはわからなくもないですが、まだ引っ越して数日。夫と2人の時間を楽しみたかった私は、正直新居に誰も入れたくありませんでした。しかし、夫が勝手に了承してしまい……。
義家族が食事にきた日、買って数日のソファにどかっと腰掛けてビールを呑む義父と義妹、さらに義妹は勝手に夫婦の寝室へ入ってきて……私はもう気が気でない状態。
彼らが帰宅した後、夫にどんなに嫌かを泣いて訴えました。今は誤解は解けていますが、そのときの夫には、私が「自分の家族を悪く言う妻」のように思えたそうです。
私たちの生活
その後も週1日は夫の実家へ「食事に」と呼び出される日々が続きました。私は疲弊し、ついに夫に「行きたくない。私たち夫婦で2人の生活がしたい」と伝えました。
夫は一応は理解を示してくれましたが、夫にとっては「食費も浮いて家族も喜ぶのに」という思いだったようです。結果的に私が夫の実家へ訪問する回数は月1回程度に落ち着きました。でも少し時間が経つと、夫はそのことをすっかり忘れてしまい、また頻繁に義実家訪問を促されることとなったのです。
そのころには、私は義実家に行くとストレスで蕁麻疹等の症状が出てしまうほどに……。
しかしここで転機が訪れたのです! 夫の転勤が決まり、今の地域から遠くへ行くことになりました。
今は夫が義実家から遠く離れたところで働くことになり、簡単に帰省できない距離に住んでいます。夫婦で仲良く、そして自分の好きなインテリアに囲まれ穏やかに過ごしています。帰省も年1回になり、これくらいの距離感がちょうどいいと感じているのと同時に、やっと夫と2人で生活を送ることができとても幸せです。
著者/柴田 桃子
イラスト/アゲちゃん
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