息子に起きた幸運な出来事
3歳の息子は働く車が大好きです。お気に入りは消防車で、その中でも一番は”はしご車”。家から歩いて10分の場所に消防署があり、そこで消防車や救急車を眺めるのがブームでした。いつもと同じように消防署を経由して公園に行こうとしたのですが、消防車に着くと息子のお気に入りのはしご車だけ出動中。見られなかったことに諦めきれない息子は、公園に行きかけるも「もう1回!」と消防署に引き返そうとするのです。公園へ行こうと手を引っ張っても、嫌がって歩道に寝転ぶので、消防署に戻ることに。仕方なく、息子と一緒に消防署の前で働く車を眺めていました。
10分くらい経っても息子は動く気配なし。そろそろ抱えて公園へ行こうとしたとき、はしご車が帰還! 息子の存在に気づいた消防士さんたちは「乗っていいよ」と声をかけてくれたのです。息子は大喜びで消防士さんに抱えてもらい、運転席に乗せてもらいました。スマホでの撮影も許してもらえたので、私はご満悦の息子を撮影。帰るときも「また来てね」と笑う消防士さんに、私は何度もお礼を言い、息子は手を振りました。
息子が生まれるまで何気なく見ていた働く車。困っている人を助けるために、日夜働いている人がいることを実感しました。改めて感謝の気持ちが芽生え、消防車や救急車などの働く車が通りすぎるたびに、息子と声をかけています。
先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
作画/うめたま堂本舗
著者:向田紀子
3歳・男の子のママ。動画配信サービスでアニメやドラマを観るのが趣味。現在はWeb記事に関わる仕事をしている。