買い物後に起こった悲劇
長女は買い物中も手をつないでついてきてくれ、順調に買い物を終えることができました。お会計のときにも私の隣でお利口に待っていたので、店員さんにも褒めてもらったほど。
しかし、お会計が終わったあと、かばんに財布をしまっているときに悲劇が起こりました。食料品がパンパンに詰められた買い物カゴの上に、10個入りの卵のパックを置いていたのですが……、長女が何か気になったのかカゴを触ってしまい、卵が床に落下。床に卵が割れて、散乱してしまいました。
神対応の店員さん!
私は次女を抱っこしていたので、しゃがむことができず、どうしていいかわからずにおどおどしていると、現場を見ていた店員さんがやってきてくれました。
卵を割ってしまったことを謝ると、「卵はいいよ! それより大丈夫? びっくりしたよね。大丈夫だよ。すぐきれいになるから!」と長女に声をかけて、笑顔ですばやく掃除をしてくれた店員さん。私にも「しょうがないからね! 卵は大丈夫だから、交換するね」と声をかけてくれたのです。
店員さんがすぐに駆けつけてくれ、掃除をしてくれたことにも感謝ですが、何よりうれしかったのは、一番に長女の心配をしてくれたことでした。悲劇が起こったはずなのに、私の心はほっこりしました。
著者:松谷 えりな/30代女性・主婦。3歳の息子と、年長・年少・1歳の娘たちの4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
作画:うちここ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています