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「子宮が変形しています」…え?つらい生理に限界を迎え、婦人科を受診すると…?

小学6年生のときに初潮を迎えた私。当初から生理の症状がひどく、毎月生理になるとつらい生理痛や経血量の多さに悩まされていました。そして、中学生になった私は母と一緒に婦人科を受診。すると……。

生理が重いのはなぜ?

私の生理が始まったのは小学6年生のころ。当初から生理が重く、激しい痛みや経血量に悩んでいました。あまりに症状がひどいので、中学生のころ母に連れられて近所の産婦人科へ。

 

エコー検査の結果、医師から「子宮が生まれつき変形しているため、生理のときの痛みや出血がひどいようです」と告げられました。病気ではないとわかってホッとしましたが、子宮が変形しているとの事実に、私と母はただただ衝撃でした。

 

医師によると治療は必要ないとのことで手術を受けることもなく、その後も生理時のつらさにまったく変化はありません。強力な鎮痛薬と、薬局に売られている中で1番大きなサイズのナプキンを駆使しながら、なんとか毎月の生理をしのぐ日々が続きました。

 

年々ひどくなる生理痛。30代で限界を迎え…

生理の症状がひどい原因は病気ではなく、生まれつきの体質にあると聞かされた私。原因が先天的なものなら治療はできないと思い込み、それ以降は一度も病院へ行くことなく、ずっとつらい生理に耐え続けました。

 

しかし、生理の症状は年々悪化していきます。30代になると生理時のあまりの激痛に耐えられず倒れるときも出てきて、なぜか不正出血をするようになり、最終的に極度の貧血に陥ってしまいました。そこで、さすがに不安になった私は婦人科を受診。精密検査をしてもらったところ、医師に「子宮にポリープができています。子宮内膜も異常な厚みになっているので、治療が必要です」と言われてしまったのです。

 

どうやら、いつの間にか子宮ポリープを発症していたよう。もともとの体質に加え、子宮ポリープができたことで生理痛が悪化し、不正出血も起こるようになってしまったのです。

 

半信半疑で低用量ピルを試すことに

そのあとは医師と相談し、人生で初めて低用量ピルを服用することになりました。

 

実は、私はピルという薬に対して、なんとなく怖いイメージがありました。「飲んだら妊娠できなくなるのでは?」「副作用で血栓や不正出血のリスクがあるって聞いたような……」といった偏見があり、服用するには少し抵抗があったのです。

 

とはいえ、医師から説明を受けて自分なりに納得して服用を開始。すると、数カ月ほどで症状が劇的に改善したのです! やや不安定だった生理周期は安定し、倒れるほどの生理痛も不正出血もピタッとおさまりました。

 

こんなにあっさりよくなるなんて……。長年の悩みが解消された喜びはもちろん大きかったのですが、それ以上に「今までの苦しみは何だったんだ!? もっと早く低用量ピルを飲んでいればよかった……」というショックのほうが大きかったのでした。

 

 

中学生のときに受けた検査で「自分は生理が重い体質」と思い込み、症状がつらくてもひたすら我慢するばかりで、30代になるまで婦人科を再受診することはありませんでした。結果、子宮に病気が見つかるまで時間がかかってしまい、長く苦しむことになったと感じています。

 

どんな体質であっても、定期的に検診を受けて病気がないかチェックしたり、症状を軽減する薬や治療法がないか、もっと専門家に相談すべきだったと反省しました。

 

著者/竹鳥あかり
イラスト/おみき

監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

 

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