「ギャアァァ!」
突然悲鳴が聞こえました。
gachaさんが駆けつけるとそこには手から血を流しながら泣き叫ぶ息子の姿があったのです……。
「痛いよー!」息子に傷を負わせたのは…
この出来事は長男くんが小さいころのお話です。
お義母さんの家へgachaさんが長男くんを連れて遊びに行ったある日のこと。
「ギャアァァ!」
突然悲鳴が響き渡り、gachaさんが慌てて駆けつけると……
「うぇぇ……痛いよぉ」
手から血を流し、泣き叫ぶ長男くんの姿がありました。
「何!? どうしたの!? その傷は!?」
長男くんに問いかけると……猫を指差し、
「引っ掻いたぁー!」
と言うのです。
人一倍わが子の安全には気をつけていたつもりだったgachaさん。
まさか身内の家でこんなことが起こるとは、予想もしていませんでした……。
長男くんの傷ついた手を水で洗い流しながら考えるのは、“感染症”のこと。
引っ掻いたのは、お義母さんが飼っている、家と外を行き来する放し飼い猫だったのです……。
わが子が身内の家で流血するような傷を負うなんて、予測できませんよね。しかもその原因は家と外を行き来するお義母さんの猫……。小児科医曰く「猫に引っ掻かれて感染症になった場合、重症化することは少ない」とのことですが、免疫力の低い子どもが傷つけられ、その傷口から猫が持っている菌がもし入ってきたら……と思うと心配ですね。
※猫にひっかかれた場合、「猫ひっかき病」になる恐れがあります。猫ひっかき病の主な症状は、1つまたは複数のリンパ節に感染が起きて生じるリンパ節炎があります。しかし、症状がゆっくりでることや、症状が軽度であるために診断が難しく、治ってから振り返って“ひっかき病だった”となる場合もあります。基本的には治療は必要ないとされていますが、まれに重症化する場合もあるので異変が生じた場合は医療機関を受診してください。
※完全室内飼いの場合は、猫ノミに寄生される危険性がほとんどないため、『猫ひっかき病』という感染症の原因となる菌をもらってくる可能性があまりありません。しかし、遊ばせるために一時的にでも外に出している場合は、猫ノミに寄生されてしまう危険性が高まるため、ひっかかれたら『猫ひっかき病』に感染する場合があります。