川崎病で緊急入院することに
長男の症状は発熱だけでなく、BCGの接種部分が赤く腫れ、目には充血も見られました。私は川崎病について知らなかったのですが、乳幼児に多く、全身の血管に炎症が起きてしまう病気だそうで、息子の症状の原因はこのためでした。すぐに点滴の処置が必要なため、長男はそのまま緊急入院することに。
まだ生後9カ月で授乳や寝かしつけが必要な長男がひとりで入院することになってしまい、私は不安で仕方ありませんでした。しかし今は一刻も早く治療をしなくてはいけないので、長男を先生方にお願いして病院を後にしたのです。
毎日、母乳を持って面会へ…
長男が入院することになり、私は毎日母乳を持って面会に行きました。最初の数日は、私が会いに行くタイミングで長男は機嫌が悪いことが多く、私が帰るときにはいつも号泣していたので、私自身もつらかったです。
しかし日に日に長男の症状も良くなり、笑顔も見られるように。長男が看護師さんに抱っこしてもらいご機嫌な様子を見て、私も少しずつ安心できるようになりました。そして入院から9日目、長男の症状は改善し、退院することができました。
長男が無事に退院することができて、私はようやく心から安心できたのでした。そして私は「本当によく頑張ったね」と、長男をたくさん褒めてあげました。長男の川崎病が判明した時期は、後追い期の真っ最中で私は疲れてしまい、ひとりの時間が欲しいと思っていたのです。でも今回長男の入院で離ればなれになってしまい、私は長男と一緒に過ごせる時間の大切さを身にしみて感じたのでした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
監修/助産師 松田玲子
著者:水沢 雫
5歳男の子と2歳女の子の2児の母で、夜勤ありの夫と4人暮らし。アパレル販売員の経験があり、ファッションやショッピングが趣味。