体力の衰えを感じた日
長年介護士をしていた私ですが、40代になったころ家庭の事情で辞めて、在宅でできる仕事を始めました。
介護士は体力勝負でしたが、在宅ワークは日々座りっぱなし。体力の衰えを感じながらも見て見ぬふりをして3年が過ぎたころ、とある会場に子どものサッカーの応援に行きました。もともと小山だった地形を利用して作られたその会場は、山頂に駐車場があり、そこからビル5階分ほどの長い階段を下りた先にグラウンドがありました。
グラウンドに向かう下りのときはよかったのですが、この階段が本当に心臓破りで観戦を終えた後は、踊り場もないこの長い階段を同じ年代のママ友たちとヒィヒィ言いながらやっと上り切りました。
在宅ワークの合間にスクワットを開始
体力がなくなってきたことを痛感した私。介護士を長年していたからこそ、いつまでも元気でいるには、日ごろの運動習慣が大切なことはよくわかっていました。でも「運動習慣をつけなくては! 」と思っても、忙しい毎日でなかなか時間を取れないのが悩みでした。
そんな中、少しでもできることをと、始めたのがスクワットです。在宅ワークの合間に、スクワット10回を1セットだけ。YouTubeを参考に、ヒップアップに効くというワイドスクワットを、1回ずつの沈み込みにじっくり時間をかけておこないました。肩幅の2倍ほどに足を広げて立ち、膝が直角になるまで3秒ほどかけて沈み、そのまま1、2秒キープしてから、また3秒ほどかけて戻るというものです。
ゆっくりおこなうことで自分の体重で負荷が掛かり、たった10回でもかなり太ももに効くので「頑張った!」と達成感も得られました。
在宅ワーク中の眠気覚ましや体ほぐしの意味もあったので、初めは平日の仕事の合間にコーヒーやおやつタイムだった休憩の1回をスクワットに換えました。不思議なもので平日にスクワットをする習慣がついてくると、週末でも昼食のパスタ作りや子どもとテレビを見ているときなどにふと「そういえば今日はしてないから、ちょっとスクワットしとこう」という気分になります。
そんな感じで毎日ではなく、バタバタしていて抜けてしまう日もありつつ、緩くおこないました。
リベンジの長階段
1カ月後、またあの心臓破りの階段のある会場で試合がおこなわれることに。前回同様に観戦した後、またこの階段を上るぞと覚悟を決めて上っていると、なんとなくきつく感じない。他のママ友たちがヒィヒィ言っている横で、なんと途中で立ち止まることなく上り切れたのでした!
たった5分の運動を、しかも毎日でもないのに、緩く1カ月続けただけで鏡の前でよく見ると、垂れていたおしりが少しヒップアップしたような……? スクワットの効果を思いがけず感じたのでした。
まとめ
本格的なトレーニングを取り入れるのは難しいけれど、できることからちょっとでも取り組んで続けてみれば、何らかの形になって表れるものなのだなぁと実感しました。いつまでも健康で楽しく過ごしていくために、これからも少しずつ運動習慣を身に付けていこうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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著者:くみっきい
小中学生の息子が2人いる主婦。毎週末、子どもたちのサッカー応援であちこちドライブするのがいい気分転換。長年していた介護士を辞め、現在は在宅ワークに日々奮闘中。