ショッピングモールで車2台を巻き込む事故を起こしてしまったむらいさんの父親。事故対応を終え、車の中で休んでいると父親は「あのとき踏み間違いなんかしてなかった!」と言いだしました。
父親の発言をあり得ないと思ったむらいさんは免許を返納するように言いました。すると、父親はあっさりと了承したのでした。
免許返納を決めた父。しかし現実は…
父が踏み間違い事故を起こした後、これ以上の被害が出てはいけないと思った私は父に「免許を返納してほしい」と言いました。
これまで父は自分の運転は大丈夫だと言い張っていましたが、今回の事故を受けてやっと現実を受け入れてくれました。
しかし、しばらくたっても、免許を返納しない父。「まだー?」と聞くと、「いざというときのために持っておきたいんや」と言うのです。
結局、父は免許を返納できていません。
ただ、運転はもうしていません。ですが、免許があればいつでも運転ができてしまうので、私は早く返納すべきだと思っています。
今後、事故のない世の中になればいいなと願うばかりです。父だけではなく自分自身も他人事ではなくいち当事者として免許返納について考えていきたいです。
むらいさんは、自身の体験が少しでも参考になればと思い、情報発信をしました。高齢者の運転が必ずしもむらいさんのケースのようになってしまうというわけではありませんが、実際にこんなことも起こっているんだ、とリアルな現状を知ることができました。
いつの間にか年を取っていて自分の能力低下に気付かず、また気付いてもなかなか受け入れられない方も多いのではないでしょうか。高齢で運転する人やその家族の事情に違いはあれど、誰もが一度は直面する高齢者の運転問題。むらいさんのお話をきっかけに、今一度この高齢者の運転や、免許返納という一筋縄ではいかない問題を見つめ直してみるといいかもしれませんね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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