父親に代わって車の保険会社に連絡し、代車を手配することに成功したむらいさん。被害者の方に改めて謝罪をし、その場を収めました。
事故の対応に追われ、疲れきったむらいさんは少し車の中で休んでいました。すると、父親がとあることを思い出したと言ってきて……。
父から信じられない発言が…
父が踏み間違い事故を起こした後、被害者の方へ対応したり保険会社に連絡を入れたりなど初めてのことばかりで私は疲れていました。
このまま運転して帰るのはしんどいと思い、私と父は車中で少し休んでいました。すると、父から「来てくれてありがとう」とお礼の言葉が。
そんな父の様子を見て「家へ帰ろう」と私が声をかけると、突然父は「お父ちゃん、思い出した」とひと言。
何かと思いきや「あのとき踏み間違いなんかしてなかった! お母ちゃんがニュートラルにして出て行って、お父ちゃんがドライブに入れた瞬間に急発進したんや! 」と言いだしたのです!
ギアを変えただけで、車が急発進することなんてありません。父は自分のミスで事故を起こしたのに、車のせいにして現実から逃れようとしていたのです。
私はいまだに自分の間違いを認めない父にあぜん……。さすがに怒鳴りつけてやろうかと思いました。
昔は父が運転する車でいろいろな場所に行ったり、私が免許を取ったときは父に運転を教わったこともありました。
父はまだ運転を続けたいようでしたが……私はこれ以上、被害者が出ないようにはっきりと免許を返納をしてほしいと告げました。
むらいさんの父親は自分の間違いを認めたくないあまり、うそを言いだしました。父親のそんな一面を見てしまったむらいさんも、驚きや怒り、悲しみや寂しさなどさまざまな感情が湧き、想像以上に複雑な心境だったと思います。しかし、大事な相手だからこそ、正直な気持ちを伝えることも重要ですよね。むらいさんもいろいろな思いがありながらも父親のためをに、勇気を出して気持ちを伝えたのではないでしょうか。
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