「仕事より家事・育児のほうがラクだわ〜」にモヤモヤ
娘が新型コロナウイルス感染症にかかったとき、まだ生後5カ月だったため、私と娘が一室にこもり、夫と5歳の息子がリビングで過ごすことになりました。1日目が終わり、夫へ「ごはんを作ったり片付けたり、大変だったでしょう。明日からもよろしく」とメールを送りました。すると夫から「仕事より家事・育児のほうがラクだわ〜」と返信がきました。
普段の夫は仕事が忙しく、家にいるときは寝ていることが多いので、私がワンオペで家事と育児をしています。自分の自由時間などなく、必死に過ごしている私はモヤモヤしましたが、直接ゆっくり喋ることもできないので、気持ちをグッとこらえました。その後、私も感染し、長い隔離生活になりました。
掃除機の音はしないし、食事は毎晩のように息子が好きなうどん。それでも夫は自分は家事・育児ができていると思っているようなのです。「これで家事・育児がラクだと思うなんて勘違いも良いところ!」と一層モヤモヤしました。
自宅生活が続いた1週間後の夫
ところが、1週間ほど経つとリビングから掃除機の音がするようになりました。また、ある日は夕飯にハンバーグが! さすがにホコリが目に見えたので掃除機をかけようと思ったそうです。そして、うどん好きの息子が「うどんに飽きた」と言ったのでインターネットでレシピを検索したりした様子。
自宅での生活は約2週間続きましたが、最後の日に夫から「家事と育児がラクだなんて言ってごめん。大変だったわ」と言われました。
夫は家事と育児はただこなすだけではないとわかってくれたようです。家を清潔に保ったり、料理は栄養バランスを考えることが必要だったり……。夫に身をもって感じてもらえた良い機会でした。幸い娘も私も元気になって日常に戻り、夫は少しだけ家事・育児に協力してくれるようになりました。
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監修/助産師 松田玲子
著者:海原えめ
5歳息子と0歳娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとして活動している。