幼稚園からの電話
電話に出ると担任の先生でした。そして、「娘さんが遊具で顎を切るけがをしました。出血が多いので、今から病院に連れて行きます。病院にお母さんもきていただけますか?」と言われました。娘がけがをしたという事実に私はとても動揺し、急いでタクシーに乗って病院に向かうことになったのです……!
診断結果は…
病院に着くと、娘は少し不安そうな顔をしていましたが、傷口は思っていたより大きくはなく、私は安堵したのを覚えています。しかし、診察をしてもらうと、傷跡のことを考えると縫ったほうが良い、との医師の診断でした。施術中は保護者の付き添いはできないとのこと。予想外の流れに驚きつつ、私が付き添えない旨を娘に伝えると、娘は何か覚悟したかのように頷いて、処置室に入っていきました。
たったひとりで娘は泣いてしまうだろうと思いましたが、実際は施術中、一切涙することもなく、医師や看護師さんからも頑張ったねと温かい言葉をかけていただきました。子どもは、親が思っている以上にたくましく、そして日々成長しているのだと実感した出来事でした。
朝の時間帯に幼稚園から電話がかかってくることは今まで一度もなかったので、着信があったときはとても嫌な予感がしました。予想は的中してしまいましたが、今回のけがをきっかけに、娘の成長を目の当たりにすることができました。娘の新たな一面を知れたと同時に、迅速で適切な対応をしていただいた幼稚園の対応にも感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように!
著者:波田とも
4歳の娘、0歳の息子、夫との4人暮らし。10年以上、金融機関にて勤務経験あり。英検準1級、FP3級資格を保有。子育てやグルメのジャンルを中心にライターとして活動中。