こんにちは。ママライターの手塚みくです。これは、三男が生まれたときの話です。双子のように育ち、兄弟の感覚がない年子の長男と次男は、最初、生まれたばかりの三男にどう接すればいいのかわからない様子でした。そんな長男と次男が、三男を「弟」と実感してくれたエピソードです。
双子のような年子の長男と次男
三男が誕生したのは、長男が7歳、次男が6歳のときでした。歳が離れていると、上の子が下の子のめんどうを見てくれると聞いていましたが、わが家の兄弟は双子のようで兄弟の感覚がまるでなく、遊び相手もお互いでじゅうぶんな様子でした。
そんなときに、三男が生まれました。長男と次男も私のおなかの変化には気付いていたものの、いざ赤ちゃんを目の前にすると、どうすればいいのかわからないようでした。
初めて赤ちゃんに接する長男と次男
子どもたちは赤ちゃんに興味がありつつも、あまり自分から近寄ろうとはしませんでした。あとで聞いてみると、「どうしたらいいのかわからない」と言っていました。
ほとんど寝ている新生児のときは、手に触れるくらいで、ほぼ別の部屋で過ごしていました。私は、長男と次男が三男を「弟」として接してくれないことがとても心配でした。めんどうを見ないどころか、かわいがってくれるかどうかも心配でした。
赤ちゃんを「弟」と実感する瞬間
長男と次男が三男に接するようになったのは、首がすわるころでした。今まで寝ていて抱っこばかりされていた赤ちゃんが縦抱きになり、お茶を飲んでいるのです。その瞬間、長男と次男は「自分と同じようにお茶を飲んでいる」と感動したそうです。
それからは、長男と次男も弟の成長を一緒によろこんでくれるようになり、じょじょにスキンシップもしてくれるようになりました。今では、弟と遊ぶのを楽しみに、家に帰ってきています。
女きょうだい、男きょうだい、年子など、きょうだい構成やその環境は、家庭で異なります。私は、長男と次男に「弟」として認めてもらい、かわいがってもらっている三男を見て、日々に兄弟愛を感じています。これからも、ケンカをしながら、仲のいい3兄弟に育ってほしいと願っています。(TEXT:ママライター手塚みく)