生理周期が定まらない
社会人になり、会社の制服やスーツを汚さないようにと、私はアプリで生理周期を管理し、次の生理がいつごろくるのかを把握するようにしました。
しかし、アプリから「そろそろ生理が始まりますよ」とお知らせがきても、1週間ほど遅れたり、アプリからお知らせがきていないのに急に生理が始まったりと、予定通りにこないことが多く……。
そのため、生理予定日と被らないように旅行の予定を立てても、思い通りにいかないことがしばしばありました。そして私は、アプリで生理を管理し始めたことで「私の生理周期って定まっていないんだ」ということを知ったのです。
生理は終わったはずなのに
友人と小旅行を計画していた日。そのときは生理が終わって1週間ほど経ったタイミングでした。「今回こそは旅行にかぶらず楽しめるぞ」と遠足前の小学生のようにワクワクしながら眠りにつき、翌朝起床後に出発の準備を整えていると、パンツにドロッと何かが出てきた感じが……。
嫌な予感がしてトイレで確認すると、ドロッと出てきたのは血が混ざっているおりもののようなもの。
幸い、おりもの用のシートを着けていたので、パンツを汚さずに済んだのでよかったのですが、「あれ? 生理が終ったばかりなのに、また生理!?」を焦ってしまいました。
生理周期が安定していなかったこともあって、「また生理がきちゃったのか」と思った私は、旅行に生理がかぶってしまったことに肩を落としつつ、旅行用のバッグに生理用ナプキンを詰めて旅行へ行ったのでした。
不安になり受診をすると?
とはいえ、生理が終わって1週間で生理のような出血が見られるなんておかしい……とも感じていた私。
そして、旅行から帰ってきたあと婦人科を受診してみることに。「生理が終わって1週間ほど経ったころに、生理のような出血がみられた」ことを医師に相談。内診をしてもらいましたが、特に問題はなく、「不正出血かもしれない」と言われました。医師によると、ストレスが原因で出血することもあるよう。
「仕事を頑張りすぎていませんか」と医師から心配されてしまいました。たしかに、気づけば仕事を頑張りすぎていたところがあるかも……と「ストレス」という言葉に思い当たる節があった私。そして、医師からは「出血が止まらないようであれば再度病院にきてください」と言われ、様子をみることに。
幸い、その後出血はすぐにおさまったため、その後病院へ行くことはありませんでした。出血が止まり、私はひと安心。そして、今まで意識していなかったのですが、仕事やプライベートでもストレスを与え過ぎないように気をつけなければと思うようになったのでした。
「生理周期が乱れているだけ」と思っていたものが、実は「不正出血かもしれない」と言われたときはとても驚いてしまいました。とはいえ、ストレスで生理周期が乱れてしまうことを知り、改めて仕事でもプライベートでも「今、無理をしていないかな?」と考えるきっかけにつながったと思っています。
そして、定期的な検診の重要性も改めて実感。今では何か不安なことがあれば子宮頸がん検診の際に医師に伝えて、診てもらっています。
著者/月野 結
監修/助産師 松田玲子
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