静脈瘤の施術をするクリニックを発見
むくみが気になるのでネットで検索していると、日帰りで静脈瘤の施術をしてくれるクリニックを発見。早速、電話で予約をしました。
初めて診察に行った日、エコーで足の血管を診てもらいながら、医師からは「内臓脂肪を落として、運動不足を解消しないと、他にも静脈瘤が出てきますよ」と言われました。下肢静脈瘤治療の硬化療法は、静脈瘤に硬化剤を注射で注入しつぶしてしまう方法で、つぶれた静脈は半年から1年くらいかけて体に吸収させていくそうです。施術のとき、注射の針を刺すからちょっと痛いということでした。
この下肢静脈瘤硬化療法は、私の入っている医療保険に問い合わせてみると請求対象だったので、請求するために保険会社から資料を取り寄せることにしました。
ドキドキしながら迎えた施術
医師より、血管が浮き出やすいので立った状態で薬剤を注入していくということでした。ちょっと痛いと聞いていましたが、チクチクという感じでした。施術後の説明も含めると約30分で終わりました。
手術後、足に包帯を巻いて、前もってクリニックで買っておいた弾性ストッキングをはかせてもらいました。弾性ストッキングは太もも付け根辺りから足の甲と指の間くらいの長さがあり、圧で用途が分かれています。今回、クリニックですすめられたのは中圧です。弾性ストッキングで圧迫をして血管を縮めて治していくそうです。
足が少し曲がりにくかったですが歩いて帰れました。階段の乗り降りは少し不便ですが痛みはそんなにありませんでした。たまたま患部に手が当たったりすると、しばらくジリジリと痛くなり、触ったらダメだと痛感しました。入浴は、手術をした24時間後のシャワーまで我慢です。 家事は当日からしてもよく、自転車や車の運転、立ち仕事や肉体労働、飲酒は翌日から可能。ジムやスポーツ、温泉、旅行などは1週間後から可能ということでした。あくまでも目安とこのことだったので、自分の体の調子に合わせて日々の活動を再開することにしました。
施術後1週間で経過観察のためにクリニックへ
施術の翌日に自分で包帯を外すのですが、濃い赤色に皮下出血をしているところがありました。しかし、日がたつにつれ濃い赤い色が減り、濃い黄色の部分が増えていきました。1週間後、経過を診てもらうためにクリニックに行くと、医師からは「あとは徐々に消えていくのを待つだけ」と言われました。
注意事項は施術当日から1カ月は毎日、日中弾性ストッキングを着用すること 、患部を日焼けしないことだそうです。患部を日焼けすると、色素沈着をして色が残るということでした。患部をきれいに治すのに、ハイドロキノンの入ったクリームが役に立つということだったのでクリニックで購入しました。夜、入浴後に塗り、医師からハイドロキノンは日に当たると色素沈着が濃くなったりするので朝は洗い流すようにと言われました。洗い流したあとは、日焼け止めを塗って弾性ストッキングを使用しています。
まとめ
今、硬化療法の治療から1カ月がたちますが、むくみはありません。個人差はありますが、1年くらいかけてゆっくりと静脈瘤の痕が消えていき最後には見えなくなるそうです。
寝られない日々から解放され、スッと寝つけています。むくんで太くなっていた足首も通常の太さをキープしています。医師から運動不足を指摘されたことについては、運動嫌いなのがやっと朝の散歩が定着してきたのにどう運動を増やしたら良いのか新たな悩みができてしまいました。内臓脂肪は調べてみるとお酢が良いようなので、最近は毎日うめ黒酢を飲んでいます。あとは運動嫌いでも、運動量を上げられる方法を探してみようと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
【佟先生からのアドバイス】
足のむくみは下肢静脈瘤が原因と考えられます。ただ硬化治療のみで足のむくみが解消されることはほぼありません。足のむくみに至る下肢静脈瘤は必ず下肢静脈のエコーで検査をして、進行程度をチェックしてからの治療が妥当です。弾性ストッキングの着用は一定の効果はありますが、治療にはなりません。隠れている下肢静脈瘤は無視されやすいですが、静かに進行するのがこの疾患の一番恐ろしいところです。またむくみが悪化したら、エコー検査をして根本的な治療を受けることをおすすめします。
足のむくみ解消には、日ごろから1日10分でもウォーキングをする、青竹踏みをする、足の下にクッションなどを置いて足を少し高く上げて寝るなどすると良いですよ。
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著者:このは
気になることは納得するまで調べる、中身だけ1回り成長したい40歳。マイペースな子どもたちの子育て中。