真っ白のナース服がまさかの?
私が通っていた看護学校では、真っ白のナース服と白ストッキングの着用が決められていました。そのため万が一、経血が漏れてしまうととても目立ちます。私も何度か経血漏れを起こし、白いナース服に日の丸印のようなシミをつけてしまったことがあります。
あるとき患者さんから指摘されるという赤っ恥を経験してからは、なるべくお尻まで隠れるカーディガンを着用したり、経血量の多いときはショーツ型のナプキンを使用したりして経血漏れ防止に努めています。
生理中になかなかトイレに行けず…
病院実習中の看護学生は、自由にトイレに行くことが難しいです。いつ、指導担当の先輩看護師から呼ばれるかわかりませんし、患者さんや先輩看護師と鉢合わせる可能性があるトイレは、私にとっては行きづらい場所でした。
そのため、生理中でもトイレを我慢してしまい、ナプキンをこまめに取り替えることができませんでした。特に生理終わりかけの時期は経血漏れの心配も少なくなるので、1日中同じナプキンで過ごしてしまったことも。そのせいでデリケートゾーンがかぶれてしまうことがよくありました。しかし、かぶれてしまうとかゆみがでて、実習に支障をきたします。今はどんなに忙しくても定期的にナプキンを交換し、デリケートゾーンを大切にするようにしています。
ナプキンの持ち運びに失敗して赤っ恥
看護学生は、メモ用紙や筆記用具、聴診器や必要な資料など、持ち歩く物がとにかく多いです。そのため、生理用ナプキンをどのように持ち運ぶかでいつも頭を悩ませていました。はじめはポケットに入れていましたが、筆記用具を取り出すときにうっかり、医師や患者さんの前でナプキンを落としてしまったことがあります。
とても恥ずかしい思いをしたので、今は取り外しができるポケットを活用して、そこにナプキンを入れるようにしました。万が一、取り外しできるポケットを落としても中身までばらまくことはないため、安心です。
初潮から大人になるまでの間に、私はさまざまな生理の失敗を体験しました。特に看護学生時代は今思い出しても恥ずかしい失敗が多かったです。しかし、その経験を恥として封印せず、次から失敗しないために生かすようにしてからは、生理中で快適に仕事をすることができるようになりました。
著者/野村香織
イラスト/sawawa
監修/助産師 松田玲子
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