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「うちの会社の美顔器を使うと…」まさかの押し売り!? ふとしたきっかけで親戚付き合いに悩まされ

私には長年美容サロンに勤めている義姉がいます。私も年齢と共に肌の悩みは増える一方なので、会えば世間話程度に改善策などを相談していました。しかし、日を重ねるごとに会話に違和感が生じます。もしかして、商品の押し売りされている!? と思った出来事についてお話しします。

 

義兄に紹介された美人な奥さん

なかなかいい縁に恵まれなかった夫の兄は、40歳目前まで独身でしたが、ようやく結婚が決まりました。お付き合いを始めたころから、相手の女性はとても美人だと義兄はよく自慢しており、私たちもほほ笑ましく思いながら話を聞いていました。

 

義兄から婚約者を紹介したいからと言われ、実際に会ってびっくり! 美人な上に肌もきれいで、思わず私は見とれてしまいました。

 

自己紹介を済ませ、話の流れからお互いの仕事の話になり、ここで彼女の肌がきれいな理由が判明。なんでも美容サロンで肌のことを仕事にしているのだとか。

 

年齢が近く、とても明るく親しみやすい人だったのですぐに打ち解けた私は、普段のスキンケアのことなどを世間話程度に話し、その日はお別れすることに。

 

私ばかり話をして申し訳なく思っていると、「今日は楽しかったです。またお話を聞かせてください」と言ってくれました。そして無事結婚式も終わり、彼女は私にとっての義姉になったのです。

 

義姉と話しているといつも…

スキンケア用品のイメージ

 

義姉とは、夫の実家に帰ると顔を合わせるようになりました。すると、「最近、肌が乾燥しない?」「何か悩んでいることはある?」など、私の肌の調子について会うたびに尋ねてくるように。

 

私は昔から肌は強いほうで、メイクをしたまま寝てしまっても、スキンケアを怠る日があってもトラブルになることはほとんどなく、大きな悩みもありません。強いて言えば、年齢と共に出てくる肌のくすみやシミといったところでしょうか。

 

すごく悩んでいて今すぐどうにかしたいわけではないですが、完璧にきれいといえる肌でもないため悩みが何もないとは言えず……。

 

「ここにシミが増えた気がする」「メイクをしてもくすんで見える」と、少し気になるところを話しました。すると、私が思っていた回答とは違う返事が返ってきたのです。

 

義姉と初めて会った日は、「きれいな肌には規則正しい生活習慣や食事が必要よ」「メイクしない日を設けて肌を休ませてあげて」など、生活スタイルなどについてアドバイスをしてくれました。

 

しかし、その日は「それならこの化粧水がいいよ!」と、義姉の勤め先で販売している化粧水を出してきました。

 

必要性を感じなかったので、私にはお気に入りの化粧水があることを伝え、その日は「そうなんですね。また機会があれば使ってみようかな」と話を切り上げました。ですが、それからも自社製品のPRは続き「うちの美顔器を使うときれいになるよ!」と、訪問販売のように商品を勧めてくるようになったのです。

 

義姉を無下にするわけにもいかないので、やんわりと流したり夫に助けに入ってもらったりして、商品の購入をなんとか回避していました。そのうち会うたびに肌の話をして、最後には商品を勧めてくる義姉を、だんだんとうっとうしく思うようになりました。

 

 

美顔器の購入を勧められて困っていると

サロンで施術を受けるイメージ

 

義姉との付き合いを面倒に感じていたある日、義姉から1通のメッセージが。なんとそこには、「たまたま家の近くまで来たから、時間があるなら一緒に勤め先のサロンへ行こう」と書かれていたのです!

 

特に興味はなかったですが、はっきりと断り切れず一緒に義姉が働くサロンへ行くことに。乗り気ではないはずが、実際に行ってみると気持ちは一転。

 

スタッフに指導してもらいながらの洗顔や美顔器でのマッサージなど、普段することのないケアがいろいろ体験できました。そして終わるころには、肌もピカピカ!

 

見違えるほどきれいになった顔を見て、「面倒だったけど、来て損はなかったな」と感じていた矢先、「この美顔器いいでしょ? お家用にどう?」と、義姉が美顔器の購入を勧めてきたのです。

 

良い商品ですが、それだけ値段も高く、正直なところ購入したいとまでは思いませんでした。しかし、勧めてきた相手はまったくの他人ではなく義姉です。

 

きっぱり断れるはずもなく、やんわり断る方向へ持って行き、そのやりとりだけでドッと疲れてしまいました……。 その後も会うたびに美顔器の購入を勧められて困っていると、義母が購入すると言いだしたのです。

 

なんと、私が義姉から商品を勧められて困っていると、夫が義母に話してくれていた模様。

 

義母は私と義姉の関係が悪くならないように、付き合いで買うことにしたようです。そして、義母が美顔器を買う代わりに、私に勧めることをやめるようにと約束も交わしてくれました。

 

その後、義姉からの誘いはなくなりひと安心。義母には申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

まとめ

いくら家族とはいえ、顔を合わせるたびに商品を勧められると困るものです。特に悪気があるわけではなく、私のことを思って勧めくれていたのでなおさら。義姉は悪い人ではないので、今でも仲良くしています。

 

美顔器自体はいい商品だそうで、付き合いで買った義母も今では肌がピカピカ。うらやましくて、夫の実家に行ったときにはつい借りてしまうほどです。 義姉とはよく話をしますが、肌の話題だけは避けるようにしています。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

イラスト/エェコ

 

 

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著者:大村まこ

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