みちかさんは父、母、兄の4人家族。小さなころからヒステリックな母に理不尽な扱いを受けていました。家族とはこんなものだとそれまで疑問を持たずに生きてきたみちかさん。
しかし中学生のとき、友だちのように親しげに会話する友人親子を目の当たりにし、大きな衝撃を受けます。
自分の母親はというと、かわいい髪飾りをくれた友だちにまで抗議の電話をかけ、交友関係をめちゃくちゃにする始末。
周りの友だちの自由さを見て、みちかさんは自分の家庭環境を呪うようになります……。
交友関係や進路にも口を出す母…愛犬との時間だけが癒し
中学三年の面談時、母親は娘のことを「出来損ないで恥ずかしい」と罵り続けます。みちかさんが風邪をひき、咳をしていると「うるさい! 体調悪いアピールすんな! 勉強しろ!」と怒鳴りつけます。ひどい仕打ちを受け続け、声を出さずに泣くのが得意になってしまうほど。
いよいよ高校受験。猛勉強の甲斐もあり、みちかさんは母が選んだ高校に無事進学が決まりました。
母の期待に応えたことで、自分に対してもっとまっすぐに愛情を示してくれるのではと思っていましたが、その期待も虚しく、母の傍若無人な振る舞いには変化が見られませんでした……。
その後、父は家庭から逃げるように再び単身赴任へ、兄は大学に進学し、みちかさんは母と愛犬・ミルク、2人と一匹の生活を始めることになります。
しかし、みちかさんが高校生になっても母の決めた門限は厳しく、友だちとの疎外感は募る一方なのでした。
自分の子どもが体調を崩して苦しんでいても、平気で怒鳴りつけることができるなんてちょっと信じられませんね。みちかさんは、つらく、心細い中でもよく辛抱していたと思います。
これから始まる、母親と2人きりの生活。願わくば、みちかさんが心穏やかに過ごせるよう、母にも今一度自分の言動を振り返り、考え直していってほしいですね。
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作画:kanata
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