DIYが趣味の夫
DIYが趣味の夫は、たまに思いついたように家具をつくってくれます。
しかし素人なので、私から見ても正直、あまり出来がよくありません。棚をつくれば板が外れてしまったり、テーブルをつくれば物が置きにくかったりと、お世辞にもいい家具とは言えないものばかりでした。
とはいえ、せっかく夫がつくってくれたものですし、中には便利だなと感じるものもあったため、使えそうなものは私も使わせてもらっていたのです。
手作りのハンガーラック
そんなある日、夫が作ったのは収納付きのハンガーラック。キャスター付きの小さなタンスの上にハンガーをかけるためのパイプが付いている物でした。
これまで夫は部屋の壁にあるレールに服をかけていたのですが、収納場所が足りなくなったため、ハンガーラックを作ったようです。ハンガーラックに服をかけるようになったことで、夫の収納問題が解決し、便利な物ができてよかったなと私は思いました。
しかしある日、このハンガーラックが原因でDIY好きの夫への怒りが爆発してしまったのです。
何度も倒れて…
ある日、このハンガーラックを移動させようとしたところ、キャスターが付いているにもかかわらず、すこし押しただけで倒れてしまったのです!
慌ててハンガーラックを起こしましたが、倒れてしまったことでバランスが悪くなったのか、何度起こしてもすぐに倒れてしまいます。おまけに、ハンガーラックにかけている服の量が非常に多く、すこし動かしただけで重心が大きく傾いてグラグラするのです……。
そのときの私は、時間がなく焦っていたこともあって、「不安定なものをなんで使い続けているの!?」とモヤモヤ。夫に気持ちを伝えると「コツさえ掴めばバランスをとれるし、俺が動かすときは倒れないよ!」と誇らしげに言い返されてしまいました。
私は「急いでいるときに毎回倒れられると、一緒に持ち上げないといけないし……困るよ!」と言うと、夫も渋々ですが理解してくれたようでした。
夫なりにすこし思うところがあったようで、結局その後、そのハンガーラックは廃棄されることとなりました。この出来事があってから夫はDIYをおこなっていませんが、今でも作る意欲はあるようなので、作るときにはアドバイスするなどして、夫のDIYを見守りたいと思います。
著者/百田
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