事実婚という選択
婚姻届を前にして「苗字を変えたくない」と主張したみぃ子さん。初めは「なんで?」と納得のいかない様子のひぃさんでしたが、みぃ子さんから苗字を変えたくない理由を聞いているうちに共感できたようで、「じゃあ俺が苗字を……」とまで言いかけます。しかし、彼には新しい苗字で生きる未来がどうしてもイメージできなかったようで、最終的には「ごめん。俺も苗字を変えたくない」との結論を出しました。
その答えを予期していたかのように、みぃ子さんが「やっぱりね」と告げたところ、彼から「じゃあ事実婚はどう?」と提案され……。
みぃ子さんの言うとおり、日本ではまだ事実婚は法律婚と同等の権利はありません。
事実婚のメリットには「夫婦別姓が可能」「離婚するときの法的手続きがラクになる」などが挙げられる一方、法律婚と比べたときに、「2人で親権を持つことができない(子どもの親権は妻が持つのが原則)」「経済的な不利益が生じる(税金での配偶者控除や医療費控除が適用されない・相続権がない)」「夫婦関係の証明が難しい(例:パートナーの入院時には住民票がないと主治医から説明を受けられない)」など、さまざまなデメリットもあります。
「夫婦で別姓にできる」という点に魅力を感じて事実婚も視野に入れていたみぃ子さんですが、現在、おなかの中には子どもがいる状況。これから第一子を出産し、数年後にはもしかしたら第二子が生まれるかもしれず、いつまで仕事を続けられるかも不明です。そういった事情を考慮し、みぃ子さんとしては、経済的に少しでもラクになる法律婚のほうを選ぶのがベター、との結論に至ったようです。
法律婚と事実婚のどちらを選ぶか迷ったときには、みぃ子さんのように、「これからの生活で何を優先すべきか」を軸に考えるのがいいかもしれませんね。
みぃ子さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
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