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車いす生活宣告をされたわが子。最初の一歩を踏み出した感動の瞬間

難産で生まれた娘さんの体験談をママさんが紹介してくれました。命は取り留めたものの、将来、車いす生活になる可能性があった娘さんは、平均よりゆっくりでもおすわりもつかまり立ちもできるようになったそう。1歳3カ月のある日、とうとう最初の一歩を踏み出しました。

車いすのイメージ

 

難産で生まれた娘は、命は取り留めたものの障害を持っています。将来は、車いす生活になる可能性がありました。それでも私の娘は、ゆっくりでも確実に成長しています。とくに「最初の一歩」は忘れることのできない感動的なものでした。今回は、そのときの話をお伝えしたいと思います。

 

33時間の難産で生まれた娘

初めての出産は、33時間の難産でした。私も何度か意識を失いそうになり、赤ちゃんも生まれてすぐには産声を上げず、助産師さんたちが刺激を与えてようやく産声をあげました。母子ともに疲れ果てての出産でした。

 

ところが出産の翌日に赤ちゃんの呼吸状態が急変し、NICUに救急搬送されてしまいました。

 

平均よりゆっくり。でも着実に成長

娘は人工呼吸器をつけ、数日眠ると、呼吸の問題はなくなりました。しかし、退院時のMRI検査で、脳が萎縮していることが判明。主治医の先生より「脳に酸素がいかない時間があり、脳がダメージを受けています。将来、歩けなくなる可能性があります」と、車いす生活になるかもしれないというショックな宣告を受け、私は不安で泣いて過ごしました。

 

それでも娘は、平均よりゆっくりであるものの、首もすわり、おすわりもできるようになりました。

 

初めの一歩は感動的だった

娘は腕の力が弱いため、ハイハイはせず、おしりと脚で前に進んでいました。1歳ごろにつかまり立ちをし、1歳2カ月ごろにバランスをとって立てるようになりました。しかし、なかなか一歩前に足を踏み出すことができませんでした。何度も挑戦しますが、前のめりになってしまう日々……。

 

そして1歳3カ月のある日、とうとう最初の一歩を踏み出したのです! 言葉に表せないうれしさで、娘自身も満面の笑みで大よろこび。そのときの感動と娘の表情は忘れられません。

 

 

最初の一歩!は、自立への一歩でもあります。自分の行きたい場所に行けるよろこびと好奇心で、娘はどんどん成長していきました。あの一瞬を、私はこれからもずっと覚えていたいと思います。


著者:石原みどり

知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

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