3年ぶりに日本へ帰国したあゆみさん。両親のサポートを期待して、実家でのんびり過ごそうと思っていました。けれども、久しぶりに会った孫がゲームや動画に夢中になっている姿を見た両親から、苦言を呈されて感情的に言い返してしまいます。
あゆみさんはちょっとした言葉にも敏感になってしまい、早くも実家での生活に不安を抱えていました……。
想像と違った実家での生活
日本に着いてウキウキしていたのもつかの間。両親からの言葉に過剰な反応をしてしまい、涙が止まらなくなったあゆみさん。
「365日、自分なりに毎日育児を頑張っているのに……」
久々に子どもに会っただけの両親がいろいろと判断して口を出してきたことが、自分の育児を否定されたようで、耐えられませんでした。
そして翌日、朝ごはんに出されたホットケーキを息子は「食べない」と言って拒否。そのことも母親から指摘されて、あゆみさんは朝からうんざりしてしまいます。こんな調子で夏休みを過ごすかと思うと、ちょっと心配になってきました。
想像とは違うスタートを切った実家での生活でしたが、なんとか床についたあゆみさんと子どもたち。しかし、暑さで目が覚めてしまいます。
「このままだと、寝ながら熱中症になってしまうかもしれない……!」
身の危険を感じたあゆみさんは、重くて動かせなかった息子には扇風機を近くに置いて、自分と娘は冷房の効いた部屋へ移動しました。
しかし、しばらくすると、息子が「足が痛い」と泣きながら起きてきました。「ママがこっちで寝ているから足が痛くなった」という息子の主張に首をかしげながらも、あゆみさんは明るいところで状態を確認しようと言いました。しかし、息子はふて寝してしまいます。久しぶりの日本でのんびり過ごすはずが、出だしから予想外の事態に振り回されてしまうのでした。
食事や寝具も、いつもと変わってしまうと子どももストレスを感じるのかもしれませんね。まだまだ実家での生活はスタートしたばかり。少しずつ順応していって、子どももあゆみさんも穏やかに過ごせるのが一番ですね。
※妊娠中の旅行は、これまで妊娠の経過に問題がなくても、かかりつけの医師に確認を取ったうえで、慎重に検討し、無理のない計画を立てることが大切です。飛行機に乗る場合は、航空会社によって搭乗可能な妊娠週数は異なりますので、事前に確認しておきましょう。搭乗条件に、医師の診断書の提出が必要なことがあります。また、妊娠中は安定していてもトラブルが起こることがあるので、保険証、母子健康手帳など、もしものためにしっかり準備をしておきましょう。
監修/助産師 松田玲子