10分で…終わり?
鉄剤とホルモン剤による治療を3カ月ほど続けたのち、紹介状を持って総合病院を訪れたしまむらさん。MRI検査を受けた約2週間後、結果を聞くために再び総合病院を訪れたのですが……。
※レルミナ=子宮筋腫や子宮内膜症を治療する薬。
総合病院に転院して約1カ月ほど経ったある日、しまむらさんは2週間前に受けたMRI検査の結果を聞くため、病院を訪れます。
大きい病院となると患者数がとても多く、必然的に待たされる時間も長くなります。この日も待合室でしばらく待ったのち、「しまむらさーん」と呼ばれて診察室に入ったのですが……。「投薬で少しだけサイズが縮んだけど、子宮筋腫のサイズは8cmと少し大きいですね。あと、おそらく良性だと思われます」とだけ報告され、10分足らずの診察で「今日はこれでおしまいです」と言われたしまむらさんは、思わずイラッとしてしまったそう。
特にこの時期は、無理解な夫にイライラしていたり、通院や入院のスケジュール調整でバタバタしていたり、新学期を迎えたばかりの子どもがちょっとしたトラブルに巻き込まれていたりと、いろいろストレスが積み重なっていて、余計に苛立ってしまったようです。
その後、しまむらさんは医師に直談判し、術前検査を受けてこの日は帰宅。あと1週間後には入院となるため、帰宅後には子どもたちが寂しくならないよう「遊び貯金」をし、ついでに子どもたちへの性教育もおこないました。
病気がきっかけとはいえ、子どもに正しい性知識を伝える機会ができたことは、よかったのではないでしょうか。手術を控えた今は精神的にストレスが溜まりやすい時期とは思いますが、ここが山場だと信じて、どうにか手術まで乗り切ってほしいですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師 松田玲子
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