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「大げさねぇ」体調を相談すると…母から返ってきたのはショックすぎるひと言

私は昔からPMS (月経前症候群)や生理痛に悩まされているのですが、母はそういった症状とは無縁だったそう。そのため、私がPMSや生理痛がつらいと言っても、母にはなかなか理解してもらえなくて……。

「大げさねぇ」体調を相談すると…母から返ってきたのはショックすぎるひと言

 

生理前に起こる身体の変化

私は生理前になると、主に次のような変化が訪れます。  

 

●眠くなる
●過食(ジャンクフード・甘い物)
●肌荒れ
●むくみ
●イライラ
●悲観的になる 

 

まず、眠すぎて朝に起きるのが非常につらくなります。やっとのことで起床し、メイクをしようと思って鏡を見ると、顔がパンパンにむくんでいて肌荒れもひどい状態。ガサガサのお肌にファンデーションを塗っても化粧ノリが悪くて憂うつになり、仕事に行けば人の欠点ばかり目についてイライラしてしまいます。

 

休日は誰かと遊ぶ気分にはなれず、自宅に引きこもることが多いです。夜遅くにお菓子や脂っこい物を食べて自己嫌悪に陥り、寝る前には嫌なことを思い出して落ち込むという、負の感情のループのなるのが休日の定番。

 

人には言えないような、暗い妄想を延々考えてしまうこともあります。

 

PMSのつらさを理解できない母

私の母はPMSとは無縁な人生で、「生理前のPMSがつらい」と言っても理解してくれません。生理痛や生理前のPMSのつらさを相談しても、「そんなの気の持ちようでしょ? 大げさよ」と言われてしまいます。

 

長年、PMSや生理痛に耐え続けてきた今の私なら、生理前はイライラしやすいから苦手な人とは距離を取る、母とは最低限しか話さないなど、ストレスを減らす行動ができます。しかし、PMSや生理痛に悩み始めた学生時代のころの私は、母の言うことを真に受け、「私は母の言うとおり甘ったれているのかもしれない」「やっぱり私が気にしすぎなのかな」と悩み、生理前でも無理して普段通りに振る舞い、心身ともに疲労を溜め込むばかりでした。 

 

友人たちも、PMSや生理痛が軽い子ばかり。「きっと私の気のせいなんだ、我慢するしかないんだ」そう思い、私は20代前半までずっとPMSや生理痛をひたすら我慢してきました。

 

PMSの情報を知る

20代前半になった私は、メディアなどを通してPMSに悩んでいるのは私だけではないこと、PMSの症状を緩和する方法があると知り、試行錯誤してみることに。その結果、私の場合は「体を温める」「栄養をとる」「運動をする」を実践したことで、多少は生理前のつらさが和らいだと感じています。

 

私はもともと肩凝り持ちで血流が良くないため、特に、運動で血行を良くすることに注力しています。中でも、私の場合は水泳がよかったかな?と個人的には思いました。プールで泳いだあとにジャグジーで体が温まるのを何回か繰り返すと、少し気持ちが明るくなる気がしますし、夜はいつもよりぐっすり眠れるようになりました。

 

ほかにも、PMSや生理痛を緩和するため、湯船に浸かるときに血行が良くなる入浴剤を使ったり、漢方薬を飲んだり、腹巻きをしたりと、生理前のタイミングになったら、いろいろと試行錯誤を続けています。

 

 

目指すはPMSや生理痛に振り回されない生活ですが、そう簡単にはいきません。今も、完全にPMSを克服したわけではなく、生理前につらくなるときもあります。生理痛も同じです。

 

ただ、いろいろと対策をしたり、忙しくしていたりするときのほうが、PMSの症状が軽い気がしています。あくまで予想ではありますが、じっとしているよりも体を動かすほうが血行が良くなって、PMSの軽減につながっているのかもしれません。今後も、休日で誰かと会う気力がなくても近所を散歩するなどして、PMSや生理痛改善に努めたいと思っています。

 

著者/宇佐美にこ
監修/助産師 松田玲子

 

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