毛量が少ない、むちむち赤ちゃん
長女は生まれたときには2,800gだったのですが、生後3カ月になるころにはぷくぷくになっていました。顔のお肉もついてきたので、目が細く見え、腕や足はむちむち。さらに髪の毛が少なかったため、男の子に見えやすかったことは確かでした。
しかし私たち夫婦にとってはかわいい娘。女の子らしい服を毎日着せていたつもりだったのですが……。
外で会う人たちは口をそろえて…
散歩をしているとき、買い物をしているとき、私はよく話しかけられるタイプのようです。そして、長女を連れて歩いているときに必ずかけられる言葉は「男の子?」でした。赤ちゃんを見て笑顔になってくれたり、声をかけてくれたりするのはうれしいのですが、決めつけたように「男の子?」 と言われるのは気持ちのいいものではありません。
「私は娘のことをかわいい女の子だと思っているし、髪の毛が薄くて短くて、むちむちなだけで、どうして男の子と言われるの?」という気持ちでいっぱいでした。
赤ちゃんの性別は話しかける話題としてちょうど良いですが、娘の性別を間違えられて複雑な気持ちになってしまった私。もしも自分が赤ちゃん連れの方に話しかけるときは、相手の気持ちをよく考えて慎重に声をかけようと、考えさせられるきっかけになりました。
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イラスト/ななぎ
著者:松谷 えりな
3歳の息子と、年長・年少・1歳の娘たちの4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。