夫婦で共通の趣味
ある漫画をきっかけに、少年漫画のおもしろさを知った私。夫にすすめると、実は夫もその作品を読んでいるそうでした。
今まで男性アイドルや少女漫画が好きだった私は、ひとりで楽しむことはあっても夫と一緒に盛り上がることはなく、夫婦で共有できる趣味が新鮮で、私はどんどんその漫画にハマっていきました。
そんなある日、その漫画のイベントが家の近くで開催されることに。私は夫と一緒に行こうと2人分のチケットを用意して夫を誘いました。
すると、夫も二つ返事で「一緒に行こうか」と言ってくれて、私はイベントを心待ちにしていました。
夫の言葉にびっくり
そしてイベント前日になり、夫婦で予定を確認していたときのことでした。
「何時に行く?」「イベントでどんなグッズを買おうか?」と浮かれている私に、夫が「俺は君に付き合っているだけだから、全部任せるよ」と言ったのです。
夫の言葉に、私は「え?」と驚いてしまいました。夫も私と一緒に楽しんでいると思っていたのに、実際には“付き合わされている”と思っていたなんて……。
ショックを受けると同時に、これまで一緒に作品を読んだり、語り合ったりしていたのに「付き合ってあげている」という夫の言い方に、私はモヤっとしました。
夫の本心は?
悲しさが込み上げて、私が「そんな言い方をするんだ……」と言うと、さすがに夫もマズイと感じたようで、すぐに言い方が悪かったと謝ってくれました。
そして翌日、すこし気まずさはあったものの夫と一緒にイベントに参加しました。
イベントはそれなりに楽しめましたが、やはり「夫に無理をさせているのでは」ということが気になった私は、夫に「あなたに無理をさせてしまっているかな?」と尋ねました。すると「漫画を好きなことは事実だし、この間は言い方を間違えてしまっただけで、決して無理をしているわけではないよ」と言ってくれました。
漫画は好きだけど、私ほどの熱量ではない夫。そのため「私の熱量に合わせている=付き合ってあげている」と感じてしまっていたようです。
夫と共通の趣味ができて「一緒に楽しめる!」と思っていた私にとって、夫の「付き合ってあげている」という発言は大ショックでした。しかし、お互いの温度差が原因だとわかったので、これからはあまり熱くなりすぎず、適度に楽しみたいと思います。
著者/やん子
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