家出から帰ってきても、母はまったく心配してくれませんでした。そんな母親の態度にショックを受けたもちこさんは、抵抗することをやめてしまいます。
誰にも助けてもらえない…
誰かに助けを求める発想も環境もないもちこさん。
暴力や、暴言で責めてくる母にひたすら耐える日々を送っています。
そんなある日、姉が母に叱られていると「ちょっと厳しくしすぎとちゃうか?」と父が口を挟みました。
これに対して母は激怒……。
「子育てに全然関わってないくせに口出しするな」と父と言い合いになります。
さらに興奮した母は台所へ向かい、包丁を手にしたのでした。
責められていると感じた母は恐ろしい行動に……。
子どもの前で包丁を取り出すなんて、一生消えないトラウマになってしまってもおかしくありません。
父にはなんとかして母を落ち着かせてほしいところです。
そのためにはまず、今まで育児に関わってこなかったことを深く反省し、母に謝るべきでしょう。
母がこうなってしまったのも、育児をひとりで頑張ってきたからかもしれません。
母が背負っている重荷を、ともに担いであげられるのは家族だけ。
父には、母にも子どもたちにも真摯に向き合ってほしいですね。
小さな悩みごとでもひとりで抱え込まないことが大切です。育児や子育てに悩んだときは誰かの助けを借りながら日々過ごしていきましょう。
▼よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)
ガイダンスで専門的な対応も選べます(外国語含む)。
0120-279-338 つなぐ ささえる(フリーダイヤル・無料)
岩手県・宮城県・福島県から 0120-279-226 つなぐ つつむ(フリーダイヤル・無料)
▼いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟)
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