突然の妻の相談に驚き固まる夫。ゆのさんは寝不足など、つらいことを具体的に伝え、夜ゆらちゃんが泣いたときは一緒に起きてほしいとお願いしました。しかし、
「……それは難しいかな」
と夫。ゆのさんは夫に、育児中は、ごはんもトイレもおふろも睡眠も、何も自由にできない過酷な1日だとわかって言っているのか、とにらみつけました。
すると夫は――?
夫の本音は…
夫に、ゆのちゃんが夜泣いたら一緒に起きてほしいとお願いしたところ、「夜泣きのたびに起きるのは難しい」と言った夫。モヤモヤしていたゆのさんに、夫は続けて言いました。
「泣き声、ほんと気づけないんだよね。だから起こしてもらいたいんだ」
まさかの発言に思わず「へ? 」と声を出してしまったゆのさん。どうやら、夫は起きたくないわけではなく、単純に起きる自信がないだけでした。
起こせば起きてくれるという夫の言葉にホッとしたゆのさんは、寝かしつけをラクにしてくれると評判のおくるみを買ってみたいと相談します。少し高価ではありますが、ゆのさんの負担が軽くなるならと、夫は二つ返事で賛成してくれました。
数日後、ついにおくるみが届き期待しながら開封してみた2人。ゆらちゃんにさっそく着せてみました。すると、
「かんわいいいぃぃぃ! 」
おくるみを着たゆらちゃんのかわいさにメロメロになってしまいます。さらに、おくるみを着たゆらちゃんは寝入りが早く、抱っこで寝た状態からベッドに移してもそのまま寝てくれました!
これには、ゆのさんも思わず「やったぁ!」とガッツポーズ。ついに布団で横になってまとまった睡眠がとれたのでした。あとは寝る場所をリビングから和室に変えられたらもっとラクになるなと考えたゆのさんでした。
旦那さんが夜一緒に起きてくれることになり、自分の思いを伝えてよかったですね。やはり話をすることで旦那さんも気付いたようです。いつも間近にいるから大変さをわかっているだろうと思ってしまいがちですが、話し合いは大切ですね。ゆのさんが長いトンネルから1歩抜け出せたようで、本当によかったですね。
監修/助産師 松田玲子