腹帯って必要? やってはいけないNGな巻き方をチェック

戌の日にもらう腹帯。この腹帯の役割と巻き方について説明します。腹帯は正しくつけないと、ママと赤ちゃんに負担になってしまうことも。つけるときには、きついものではなくやわらかい腹帯を巻くようにしましょう。また、巻いていなかったからといって難産になるわけではないですよ。

この記事の監修者

助産師HISAKO
助産院ばぶばぶ院長

総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門助産院を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2020年に12人目を出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。

妊婦さんの腹帯のイメージ

 

こんにちは。助産院ばぶばぶ・院長のHISAKOです。今日は妊娠5カ月の「戌の日」に巻く腹帯についてです。この腹帯の役割と使ったほうがいいのかについてお話しします。

 

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腹帯とは?

腹帯とは、妊婦さんのおなかに巻く帯のこと。妊娠5カ月の「戌の日」に腹帯を締めて安産祈願をする習わしがあります。

 

妊娠中は冷えが大敵なので、腹帯で足先からおしり、おへそより下の骨盤までを温めてあげると効果的。また、おなかに赤ちゃんがいることに意識を向け、ママになる自分や大きくなっていくおなかを愛おしく感じ、母性を育むことができるのは素敵ですね!

 

腹帯の役割って?

ほかに腹帯の効果として、「おなかを固定して姿勢を正しく保つ」「赤ちゃんが大きく育ちすぎない」と言われますが、実はこれらは、医学的根拠がないとされています。

 

おなかが大きくせり出してくると、妊婦はおなかを支えながら前に倒れないように、重心の位置がうしろへ移動するので、背中に負担がかかって腰痛が起こることもあります。体のいろいろな部分が、バラバラに動くような感覚で日常動作がとても不安定です。

 

巻き方によっては負担になることも

きつく腹帯を締めると、体のあらゆる部分が一貫性をもって連動して動くように感じられるかもしれません。でも、腰痛を予防し、姿勢を正しく保つなら、おなかを強く締めるよりも骨盤を安定させたほうが、断然体のバランスは取りやすく、姿勢がよくなります。おへそから上は軽く支える程度で十分です。

 

腹帯で締めつけると、赤ちゃんや胎盤、へその緒がママの背骨のほうへと押しつけられることになります。赤ちゃんが胎内ですくすく育つためには、たくさんの新鮮な血液が必要ですが、子宮に十分な血液や栄養が運ばれにくくなります。

 

下半身から心臓に戻る静脈血がうまく流れなくなるので脚がむくんだり、冷えが出たりします。それでも母体は最優先で赤ちゃんに血液を運ぼうして、心臓のポンプに負担をかけて血圧を上げていきます。

 

やわらかい素材の腹帯を選ぼう

また、子宮の位置が骨盤底に下がってしまうので、子宮を支えるじん帯が緊張し、それが子宮の筋肉に伝染しておなかが張りやすくなります。子宮の収縮によって、さらに赤ちゃんに必要な酸素や栄養が運ばれにくくなるので、居心地のいい胎内環境とは言えなくなってしまいます。そのため、腹帯はやわらかい素材のものを選びましょう。

 

おなかを締めつけるものでなければ、つけても問題はありません。また、つけなくても難産になるわけではないですよ。

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