トイレの戸棚に収納
わが家では、ナプキンを自宅のトイレの戸棚の奥にしまっています。
その戸棚は、便座に座ったときにちょうど手が届く低めの位置に置いていて、座ったままナプキンを取り出すことができるのが便利だったため、私はその戸棚をナプキン収納として好んで使っていました。
ところが、手に届きやすいところにあるがゆえに、事件が起きたのです。
トイレについてきた、と思ったら
ある日、私がトイレに行こうとすると、息子も私を追って一緒に個室の中に入ってきました。
これまでも息子が個室までついてくることは度々ありましたが、個室の中では私の近くにいるだけだったため、このときも「またいつものようにそばにいるだけかな」と大して気に留めていませんでした。
しかし、3歳になった息子は私が思っていた以上に、手先が器用になっていたようで……。
私が便座に座ってすぐ、息子はトイレの戸棚を開けたかと思うと、戸棚からナプキンの袋を取り出し、次々とナプキンの本体を袋から出し始めたのです!
次々と開封されていくナプキンを見た私は、慌てて「やめて、やめて!」と止めに入りました。
あとで考えると…
私は息子からナプキンを回収することに精いっぱいでしたが、息子は「これは何?」「何に使うの?」「なんでここにあるの?」と興味津々の様子……。
このときの私は、息子の質問に答える余裕がなく「それはしまっておいてね」「出さないでね〜」と言うことしかできませんでした。
しかし、あとから考えてみると「女性の体について説明するいい機会だったかも」「ナプキンがなぜそこに置いてあるのか、ナプキンはどんなときに使うのか」など、息子に話してもよかったなぁと思いました。
あのときは、焦りからナプキンの説明をする余裕がなかったのですが、生理やナプキンの話は隠すものではないし、知っていて悪いこともないため、タイミングがあれば「あの日、トイレにあったのはナプキンというもので、生理のときに使う物なんだよ」と生理の話と合わせて教えてあげたいと思います。
著者/nanoka22
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
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