サイズ選びから始める
購入サイトを見てみると、私が購入しようと思っていたメーカーの月経カップにはS・M・Lと3つのサイズがあることがわかりました。私の身長はどちらかというと低め。さらに初心者ということで、一番小さいSサイズがいいかなと考えました。
しかし、そこには「経産婦や経血量が多めだとSサイズでは経血が漏れてしまう可能性がある」との口コミが。どちらにも当てはまっては私はどうしようかと改めて考えました。
そこまで安くない月経カップ。失敗はしたくありません。悩んだ末、私はMサイズを選ぶことにしました。
月経カップ到着! さっそく装着してみると…
月経カップは生理がくる前に届きました。先んじて説明書を読みながら、月経カップを煮沸消毒。準備をしっかりして生理がくるのを待ちました。
そして迎えた生理1日目。トイレに行き、月経カップを半分に折りたたんで腟に入れようとしたのですが……なかなかうまく挿入できません。「この方法で合っているのかな?」と不安を抱きながら、格闘すること数分、苦戦しつつもなんとか挿入することができました。
しかし、あまりにも苦戦し、私は「タンポンを入れるより大変だな……」「毎回、こんなに苦労をしなくちゃいけないの?」と、月経カップについてマイナスなイメージを抱いてしまいました。
何でこんなに漏れているの!?
加えて、月経カップを挿入して数分後。なんだかショーツが濡れている感覚があり、私はトイレに駆け込みました。
すると、月経カップを入れていたにもかかわらず、経血が漏れていたのです。ショーツは経血で汚れてしまっていました。「位置が悪かったのかな?」と、思い月経カップを取り出しましたが、月経カップには経血が溜まっています。「もしかして、Mサイズは小さかったのかな……」と、私はこのとき、とても不安に。
そして再度、入れ直して様子を見てみることに。慎重に入れ、1回目よりもスムーズに入れることができました。その後、1時間、2時間と過ごしてみましたが、今度は漏れている感覚はありません。やはり、慣れていなかったことから、入れた位置が悪く経血が漏れてしまったよう。その後も経血が漏れることなく使えたため、「サイズは間違っていなかったんだ!」と、安心しました。
初めての月経カップの挿入は悪戦苦闘しましたが、今では慣れてスムーズに挿入することができるように。そして、私の場合は月経カップと吸水ショーツの組み合わせで使っています。生理用品を月経カップと吸水ショーツに変えたことで、デリケートゾーンがかゆくなることはなくなり、生理用ナプキンを買わなくなったため、わが家の経済的にもいいほうに作用しました。
また、子どもとお風呂に入るときにも大活躍しているので、私の場合は「月経カップを買ってよかった!」と心の底から思っています。
著者/花山 花子
作画/ちゃこ
監修/助産師 松田玲子
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!