経血量が多い私
昔から経血量が多い私は、昼間でも夜用の分厚いナプキンを使用していました。それでも長時間ナプキンを替えなければ経血があふれそうでヒヤヒヤします。
しかし、ナプキンをこまめに替えられれば経血漏れすることはなかったため、ナプキン以外の生理用品を使うという選択肢は当時の私にはありませんでした。
座布団にシミが!
生理2日目のある日、仕事で外出していた私は、朝からバタバタとしていてトイレに行く時間がありませんでした。
そのまま昼食の時間になり、同僚の男性たちと飲食店へ。
そして食事を終え、店を出ようと立ち上がったとき、なんとなく下半身に違和感を覚えたのです。
後ろを振り返ると、なんと座っていた座布団に経血のシミが! それも少しではなく、10cm以上の大きなシミで……。
私は真っ青になり、どうしたらいいかわからずパニックになりました。誰かに相談したい気持ちでしたが、同僚は全員男性で相談することもできず、私はその場から動けなくなってしまいました。
同僚にバレてしまって…
しかし「このままではいけない」とすぐに近くにいた店員さんに声をかけ、座布団を汚したことを謝ることに。怒られるかとドキドキしましたが、「気にしなくていいですよ」とやさしく言ってくださって私の心は救われました。
お店の座布団はなんとかなりましたが、はいていたスラックスも経血で汚れてしまっています。着替えは持っておらず、今すぐに帰宅して着替えたい気持ちでしたが、まだ仕事が残っているため帰るわけにはいきませんでした。
そこで私は、応急処置としてジャケットを腰に巻き、真っ赤なシミのできたスラックスを隠すことで、その場をしのぐことにしたのです。
同僚には気づかれないようにしていましたが、私の格好を不思議に思った同僚に「どうしたの?」と尋ねられ、結局事情が知られてしまうことに。
顔から火が出るほど恥ずかしかったです……。
この事件後は、友人のすすめもあってタンポンを使うことを心に誓いました。
それからも経血漏れで失敗してしまうことが何度かありましたが、タンポンのおかげで大量の経血漏れをすることはなくなりました。あんな失敗は二度としたくないので、経血漏れには注意しようと思います。
著者/shiyu
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!