愛情を込めた大切な名前なのに
生まれてくる子どもの名前について義両親へ意見を仰いだところ、「あなたたちに任せるよ」という言葉をもらいひと安心! 夫婦で時間をかけて話し合い、これからのジェンダーレス時代にマッチするよう、性別を問わず呼びやすい名前に決定。その日からはおなかの赤ちゃんを名前で呼び、名前への愛着もどんどんと深まっていきました。
それから、無事男の子を出産。夫が電話で出産報告と決まった名前を義両親に伝えました。しかし、部屋に戻ってきた夫は顔面蒼白。義両親から「そんな名前を男の子に付けたらかわいそう! 絶対反対!」とNGが出たというのです。それを聞いた私は、溢れ出る涙を止められませんでした。その後、出生届を提出する期限ギリギリまで義両親を説得。なんとか承諾を得ることができました。
事前に許可を得ていたとはいえ、名前を決めた段階で一度義両親に報告すべきだったと後悔しています。そうしておけば、出産直後に名前を反対され大きなショックを受けることもなかっただろうと……。なにはともあれ、愛情を込めて決めた名前を息子に付けられて本当によかったと思っています。
作画/ひのっしー
著者:江夏恭子
二男一女をもつアラフォーライター。上の子2人が自閉スペクトラム症の診断を受けており、日々新たな発見をしながら育児に奮闘中! 夫婦共々アマチュアバドミントンプレーヤーで、シャトルを打つ音が何よりの癒やし。