3カ月に1度、茶色のおりものが出現
夜用ナプキンを当てて、完全武装で乗り切っていた大量出血の生理から解放されたのは50歳9カ月のとき。明るい色のズボンがはけるようになり、ほぼ毎日つけていたナプキンを卒業してショーツを直ばきできるスッキリ感。そして、いつ生理が来るのかビクビクしていた呪縛からも解き放たれて、本当に本当にハッピー。「ビバ!(←例えが古いですよね。イタリア語やスペイン語で万歳の意味。かつては結構、はやった言葉なんですよ)閉経!」で、ルンルン(これも古いな~)でした。
とはいえ、敵はいつまた襲ってくるかわかりません。閉経後も3カ月くらいは、いつ復活するかもしれない生理という幻影におびえて夜用ナプキン2枚と普通サイズのナプキン4枚をバッグに忍ばせていましたが、半年もするとそれもなしに。バッグもちょっぴり軽くなって、良いことずくめでした。
ただ3カ月に1度くらい、茶色のおりものが3~5日程度出現。トイレの後に拭いたトイレットペーパーを見ると、生理の名残なのか若干血が混じっているようなんですよね。そのうちの最初の1~2日は結構ショーツを全面汚すくらいに量が多くて……。余った生理用ナプキンを敷いて対処するようになりました。
おりもの前のネガティブ思想にほんろう
もともと規則正しく生理があったとき、生理の前に結構攻撃的になったり逆に落ち込んだりして、かなりメンタル的に不安定になる傾向がありました。その名残なのか、がっつり更年期の症状なのかはわかりませんが、茶色のおりものが始まる前にものすごくネガティブ思考になることが判明。
現在、椎間板ヘルニア発症中で、右足や右の臀部にしびれを感じる私。ネガティブ真っただ中のときは、もうこんな足はいらない。切ってしまったほうが痛みから解放されてラクになるんじゃないかとか、詰め込み過ぎの予定ができなくなるのは日常茶飯事なのに、「あ~あ。午前中何もせずに終わっちゃった。もう本当にダメだなあ……」など自分を全否定するような言葉や気持ちが次々襲ってきます。
余計なことを考えられる休みの日に鬱々(うつうつ)となることが多いのですが、平日の朝にそんな症状が襲って、会社を休むことも。そうすると絶賛ダメ人間発動で、1日グチグチ、ウダウダして終了。次の日に持ち越さないでスッキリ元に戻ることもありますが、ダメで2日間まんじりもせずというときも。そうすると、茶色いおりもの出現で、なんらかの因果関係があるのではと思っています。
おりものが減り、デリケートゾーンに痛みが
そして、目下最大の悩みがデリケートゾーンが乾燥して痛みが時々襲うことです。最初に気が付いたのは、自転車に乗るとおまたが痛くなったこと。ケースワーカーをしていて、平日2~3時間自転車に乗ることがある私。自転車に乗り過ぎているのが原因と思っていましたが、さにあらず。だって、茶色のおりもの発生の1~2日目には同じように自転車に乗りまくっているのに、そういうことがないんですもの。
すっごく恥ずかしいのですが、女性器の周りとおしりのあたりの陰毛は定期的に処理しているのですが、処理した日に自転車乗りまくると本当に痛~い! なので、おりものが少なくなっていて、それが原因ではと疑っているのです。
早速ネットで「閉経 おりもの 少ない」で調べましたよ! 閉経後はエストロゲンという女性ホルモンがほとんど分泌されなくなるため、おりものが少なくなるようです。
まとめ
閉経してうれしいこともあったけれど、さらなる悩みが襲ってきました。う~ん。恐るべき更年期。とはいえ、大量出血でデリケートゾーンがゴワゴワしていたときに比べてマシかなと思うことがある一方で、気持ちがめっちゃ落ち込む日は、「どうしちゃったの私。ダメダメだ~」となってしまい、なかなか一筋縄ではいきません。
そして、おまたが痛くなる問題。ネット検索すると、そんな症状をサポートするグッズもあるようなのですが……。茶色のおりものも気になるので併せて産婦人科に行って相談したいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
【天神先生からのアドバイス】
3カ月に1度、茶色のおりものが出ていますが、茶色のおりものは出血している状態なので、まだ完全に閉経していないのではないかと思います。
また、この不正出血前のみにしか症状が出ていないのであればPMS(月経前症候群)の可能性があります。婦人科で女性ホルモン検査をおこないE2(エストロゲン)とFSH(卵胞刺激ホルモン)を測定してもらえば卵巣の状態がわかり、閉経しているかどうかがわかります。不正出血が子宮体がんの可能性もあるので、婦人科で診てもらうことをおすすめします。
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!
著者:杉田リエ
大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされます。