女の子が突然、次女を抱きかかえて…!?
次女が1歳を過ぎたころ、私は毎日のように公園に出かけていました。家の近所の公園は比較的大きな遊具があるため、小学生の子どもたちがたくさん遊んでいます。長女が生後3カ月で保育園に通い始め、年上のお友だちにかわいがられて育ったこともあり、公園で出会う子どもたちが次女と遊んでくれるときは、とてもほほ笑ましいなという気持ちで見守っていました。
ある日公園に行くと、学童保育のゼッケンをつけた、小学校3年〜4年生くらいの子どもたちの集団が遊んでいました。子どもたちは次女を見つけると、「赤ちゃんだ! かわいい!」と次々と集まりだし、次女の周りは子どもたちでいっぱいに。すると、その中にいた1人の女の子が、突然次女を抱きかかえ、急に走りだしたのです。
私はすぐに追いかけ、「まだ小さいから、抱っこはごめんね」と言いながら連れ戻しましたが、その子は後を追いかけてきて、次女から私の手を引きはがそうとします。女の子は次女を無理やり引っ張り、その勢いで次女が転んで泣いてしまいました。それでもその子は「赤ちゃん抱っこしたい」と、次女を連れて行こうとします。
あまりのしつこさに私は危険を感じ、学童保育のスタッフを探しましたが、どの人なのかわからず、そのまま公園を立ち去りました。帰宅後、その女の子がつけていたゼッケンに書かれていた学童保育に連絡し、事情を説明。子どもたちに公園での赤ちゃんとの接し方について、お話しいただくようお願いしました。
赤ちゃんをかわいがりたいという気持ちはわかりますが、一歩間違えれば大事故に繋がりかねない出来事でした。それからしばらくは、公園で小学生くらいの子が次女に近づいてくると「怖い」と感じるように。それでも完全に拒絶するのは違うな……と思っており、公園で出会った子どもたちが次女をかわいがってくれる場面では、今まで以上にしっかりと見守っています。
その後、事件のあった公園は行かなくなってしまったので、学童保育の職員さんがどのように対応をしてくださったのかわかりませんが、今回のことで、あの女の子が赤ちゃんとの関わり方を学ぶきっかけになってくれればいいなと願うばかりです。
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イラスト/ななぎ
著者:南星 花
3歳と1歳の姉妹と、発達障害の夫、13歳の猫と暮らす。妊娠中に夫の失業、切迫早産、胎児発育不全など、さまざまなトラブルを体験。IT業界で働くワーキングマザー。