不満を溜め込んでしまう夫
私の夫は気がやさしく温厚な人で、人の悪口を言うことは滅多にありません。一方で、人の目を気にしすぎるところがあり、誰に対しても嫌われないよう過度に気をつかう一面も。
妻である私に対しても同じで、夫は付き合った当初より結婚後のほうが自分の感情を素直に吐き出せるようになったものの、未だに不満や文句といった負の感情を私にぶつけるのが非常に苦手なようです。
夫婦2人で暮らしている以上、私に対する不満や文句は生まれると思います。しかし、私に文句を言うことができず、夫はいつも心の内に不満を溜め込んでしまうのです。そして、不満が限界値まで溜まったとき、夫は何の前触れもなく大爆発します。
2人で暮らし始めてから、そういったことが何度もありました。
なんとか今の状況を打開したい…!
夫は不満が爆発すると不機嫌になってしまいます。
話しかけた際に無視されると、私もイラっとしてしまい、夫の不満が爆発するたびに私は強いストレスを感じていました。これなら、日ごろから不満や文句を言われたほうが何倍もましです。
大爆発から数日ほど経つと、ある程度気分の落ち着いた夫は自分の行動を反省し、「不満を溜め込んで一気に爆発するのはやめたい」と、いつも私にこぼします。しかし、私が「不満があるならいつでも言っていいんだよ」と言っても、性格をすぐに変えられるはずもなく……夫は、不満を溜め込んでは急に爆発する、を繰り返していました。
「月曜日制度を導入しよう」夫から提案が!
そんなある日、今の状況を打開するため、私たちは話し合いをすることになりました。すると、夫から「月曜日制度を導入してはどうか」と提案が! 月曜日制度とは、月曜日の夜に、この1週間の中でお互いに不満に感じたことがあれば報告し合う、という制度です。
私は不満に感じたことはその場ですぐに話してしまうので、私にとってはあまり意味のない制度でしたが、夫いわく「この日に不満を言う」と発言の場をあらかじめ設定しておくことで、素直に話しやすくなるそう。
早速、週明けから月曜日制度を導入したところ、夫から「〇〇するときの〇〇が気になる」など、今まで聞いたことのない、小さな不満が聞けるようになりました。最初は「そんな制度で何かが変わるのかな」と半信半疑でしたが、なかなか他人に不満を伝えられない夫の性格を考えると、話し合いの場を設けることに意味があったのかもしれません。
月曜日制度を導入してから、夫は以前よりも素直に自分の感情を吐き出せるようになったと感じています。お互いに健やかな精神状態でいるためにも、不満をこまめに聞き出すことは大切ですし、今後も定期的に夫婦で話し合いをする機会を設けようと思います。
著者/百田
イラスト/おんたま
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