夫と険悪ムードに…
私たち夫婦は妊娠中から「子どもには英語の早期教育を」と決めていました。そして、長男が2歳になり、英会話教室へ通わせることに。しかし、長男は英会話教室の日になると「行きたくない」と大暴れ。半ば強引に連れて行きましたが、帰りたいと号泣。先生も「初日はみんなこうですから」と言ってくださったのですが、翌週も翌々週も、そして2カ月経っても息子の行き渋りは変わりませんでした。
夫へ相談すると、「2歳にそんな無理矢理通わせる意味あるの? やめれば?」と冷たい返事。「英会話の早期教育は夫婦で決めたことだし、そんな言い方しなくても!」と私が言い返したところで険悪なムードへと発展……。しばらく言い争い、夫に「早期教育は大事。だけど、それ以上に子どもが楽しんで通うことが大事」と言われ、ハッとしました。思い返せば、長男が英会話を楽しんでいる姿を一度も見たことがなかったのです。
「このまま続ければ英語が嫌いな子どもになるよ」。この言葉を聞き、私は英語を好きにさせようとせずに意に反していることに気がつき、入会から2カ月で英会話教室をやめさせることになりました。
後悔と反省
それから4年が経ち、長男も6歳になろうとしています。改めて当時の話を聞いてみると、「あのとき、みんなが英語で何話してるのか理解が出来なくて、英語が大嫌いだった」とのこと。私は、一生このことで後悔するのだろうと今も反省しています。しかし、夫と喧嘩したことで、早期教育よりも楽しむことが何よりも大事なことだと気付くことができました。
夫婦喧嘩につながりましたが、この出来事から、夫の息子に対しての愛情を改めて感じることができましたし、私自身、夫から多くのことを学ぶことができたように思います。今では、息子の進学や習い事などで悩んだときは、まず夫に相談するようにしています。
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著者:はやきゆうこ
3兄弟のママ。5歳・3歳・0歳のやんちゃな男の子3人と多忙な夫の5人家族。子育ての経験を中心に執筆活動中。