イタズラに対する先生の対応
ある日、学校から帰宅した長男がこんなことを言いました。「最近友だちがズボンをいきなり下ろしてくる。今日はイスに座ろうとしたときにイスを引かれて、うしろにひっくり返った」と。私はそれを聞き、怒りと不安を覚えました。
以前テレビで、イス引きをされた側が尻もちをついた場合、打ち所が悪ければ尾てい骨を骨折したり、最悪の場合脊椎を損傷して寝たきりになったりする恐れがあるという情報を目にしていたからです。そしてズボン下げに関しても、された側は心が傷つく可能性があると私は考えていました。
そこで私はまず、長男にもお友だちに同じことをしていないか確認したうえで、絶対にしてはいけない行為だということを理由とともに言い聞かせました。そしてこの2つの出来事とイス引きの危険性について触れたうえで、生徒に注意喚起してもらうよう連絡帳を通じて担任の先生へお願いすることに。
翌日、担任の先生がお休みだったため、ほかのクラスの先生から連絡帳に返信がありました。先生は該当のお子さんに事実確認したうえで、とても危険な行為であるため今後は絶対に行わないよう指導し、全体に対しても注意喚起してくださったとのこと。そのお子さんも反省し、もうしないと長男に謝ってくれたようです。先生の迅速かつ丁寧な対応に、私は安心しました。
私は「子どものちょっとしたイタズラなのに大袈裟な」と先生に思われたら嫌だなとも思っていました。しかし結果として、先生はすぐに指導してくれました。わが子やほかのお子さんにとって大きな事故につながる前に注意喚起していただけたので、先生に伝えてよかったと思った出来事でした。
著者:今岡めい/女性・ライター。7歳と4歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
イラスト:海乃けだま
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています