大切なメモ帳とは、娘がかなり前からずっと欲しがっていて、お小遣いを貯めてやっと昨日買ったものだったのです。一体なにが……!?
学童からの突然の電話
娘が泣いている理由は、学童でメモ帳がぐちゃぐちゃになってしまったからだと知った赤井さん。元気な娘のことだから、きっとメモ帳を振り回したり、投げたりして遊んでいたのではないかと思ってしまいます。
しかし娘は、自分がやったわけではないと否定します。
そんな矢先、学童から赤井さんの携帯電話に着信がありました。
「民間学童さくらんぼの指導員リーダーの実田です。お世話になります。今お時間ありますか?」
リーダーからの直々の電話に、赤井さんはびっくり!
実田さんからの電話の内容は、娘のメモ帳についてでした。
実田さんによると、娘はきちんと学童のルールを守り、自分のロッカーにメモ帳をしまっていた様子。そして、宿題が終わったら、自由時間に友だちと絵を描くのだと大喜びしていたのだそう。
しかし、宿題を終わらせた娘がロッカーにメモ帳を取りに戻ってくると、1枚だけになったシワシワのメモ帳が床に落ちていたと言います……。学童の指導員さんたちも誰がやったのかは把握ができていないようでした。
しかし、「自分たち指導員にも責任があるから、直接説明をさせてほしい」と実田さん。そこで、赤井さんは説明を聞くために、翌日夕方に学童へ行くこととなったのでした。
◇ ◇ ◇
娘さんが通う学童から電話を受けた赤井さん。何か相当なことがない限り、指導員リーダーから電話がくることはないと聞いていたからとても驚いたのだそう。もしわが子が同じような状況になった場合、大切な家族が傷ついてしまった事実から、冷静でいられなくなることがあるかもしれません。しかし、子どもの声に寄り添いつつ、まずは担当者とコンタクトをとって冷静な判断を心がけたいものですね。