さらに医師からは、「この日は筋肉注射を打って、期間内にタイミング療法を取った結果次第で再検査をしましょう」と告げられ、さっそく筋肉注射を打つことに。しかし、注射を打ち終わってからしばらくすると、注射の痛みによって迷走神経反射を起こし、ママぺいさんは急にバタンと倒れてしまったのでした。
※迷走神経反射は、睡眠不足や疲れているとき、痛みや緊張などの精神的ストレスを感じたときなどに起こりやすくなります。通常、頭がふらふらしたり、吐き気、発汗などの症状を伴い、意識を失うことも。横になって休むことなどで治りますが、転倒により怪我をしてしまわないよう注意が必要です。
そして後日、妊娠検査薬を確認する日になりました。さっそくトイレで確認してみたのですが……?
「期待せんとこう」ドキドキしながら検査薬を確認すると!?
(※1):卵管造影検査の結果、右の卵管は疎通確認ができたものの、左の卵管はそれが確認できませんでした。しかし、左の卵巣で卵胞が育っていたため、排卵を促す筋肉注射をし、タイミング療法をすることで経過をみることに。うまく排卵するかどうかがわからなかったため、このように発言しています。
(妊娠検査で確認する日か。
緊張ー……。期待せんとこうー……)
いざトイレで確認すると、
結果は陽性だったのです!
ママぺいさんはさっそくクリニックを受診し、
そこでも検査を受けると……。
「おめでとうございます! 妊娠されていますよ!」
(間違いないんだー!)
医師の言葉に思わずホッとするママぺいさん。
次の段階の心拍検査を受けて
問題がないことがわかると、出産できる病院に
紹介状を書いてもらうことに。
出産への不安があったママぺいさんは、
無痛分娩ついて調べてみるのですが、
想像していたよりも金額が高く、驚いてしまいます。
そしていろいろと調べて迷いながらも、
無痛分娩はあきらめてニコニコ産婦人科を選択。
「ではニコニコ産婦人科の紹介状です。
無事に出産できたらまたご連絡くださいね!」
お世話になったクリニックの医師からそう言われると、
ママぺいさんは紹介状を受け取ったのでした。
無痛分娩希望だったものの、総合的な判断でニコニコ産婦人科を選んだママぺいさん。妊娠自体は喜ばしいことではありますが、コロナ禍という先行きが不透明な状況を考えると、妊婦さんの不安や恐怖は大きかったことかと思います。このような状況下での出産になりますが、頑張って乗り越えてほしいです。
監修/助産師 松田玲子