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「あれ?一皮むけた!」命の大切さを学んだ息子、幼稚園のおかげやさしい心が育った話

長男が通う幼稚園は自然に恵まれた環境の中にあります。そんな園には虫もたくさん生息。当初は虫に触れられなかった長男ですが、徐々に虫に慣れてきました。年少の夏ごろには、虫が大好きに! そんな息子が幼稚園からカブトムシの幼虫をもらってくるのですが……。

 

カブトムシの飼育を通して息子が学んだこと

虫嫌いの息子が成長!カブトムシが教えてくれた命の尊さと生命のつながり

 

虫嫌いの息子が成長!カブトムシが教えてくれた命の尊さと生命のつながり

 

 

虫嫌いの息子が成長!カブトムシが教えてくれた命の尊さと生命のつながり

 

息子が年中になった夏のある日、自宅の飼育ケースでカブトムシのさなぎが羽化しました。実はこのカブトムシは昨秋に幼稚園からもらってきた幼虫。カブトムシの飼育を始め、羽化した姿に息子は「かっこいい!」と大喜び。カブトムシには長男が「ポポ」と命名。霧吹きで湿度調節をしたり、餌やりをしたり、毎日飼育に励みました。カブトムシの生態にも関心を持ち、じっくり観察。ポポを見つめる息子の眼差しは、とてもやさしいものでした。

 

2歳の次男もカブトムシに興味津々で、長男が「やさしく触ってごらん」と、次男に語りかける場面も。しかし、カブトムシの寿命は短く、秋になるとポポはその生涯を終えることに。長男は悲しみながらも私と一緒にお墓を作り、埋めてあげました。カブトムシの死後、近所でバッタを見つけた息子は「持って帰りたい!」と、これまでと同様にせがみました。しかし、息子の虫に対する思いはこれまでと違っている様子。「明日にはここに帰してあげる! ここの草をいっぱい入れて、おうちに帰ったら水もちゃんとあげるね」そう虫に語りかけたのです。

 

カブトムシのポポとの別れを通じ、どんな生き物にも命があることを胸に刻んだ息子。これからも虫を慈しみ、生き物とのふれあいを楽しんでほしいです。

 

 

作画/yacco


著者:内野みお

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