カブトムシの飼育を通して息子が学んだこと
息子が年中になった夏のある日、自宅の飼育ケースでカブトムシのさなぎが羽化しました。実はこのカブトムシは昨秋に幼稚園からもらってきた幼虫。カブトムシの飼育を始め、羽化した姿に息子は「かっこいい!」と大喜び。カブトムシには長男が「ポポ」と命名。霧吹きで湿度調節をしたり、餌やりをしたり、毎日飼育に励みました。カブトムシの生態にも関心を持ち、じっくり観察。ポポを見つめる息子の眼差しは、とてもやさしいものでした。
2歳の次男もカブトムシに興味津々で、長男が「やさしく触ってごらん」と、次男に語りかける場面も。しかし、カブトムシの寿命は短く、秋になるとポポはその生涯を終えることに。長男は悲しみながらも私と一緒にお墓を作り、埋めてあげました。カブトムシの死後、近所でバッタを見つけた息子は「持って帰りたい!」と、これまでと同様にせがみました。しかし、息子の虫に対する思いはこれまでと違っている様子。「明日にはここに帰してあげる! ここの草をいっぱい入れて、おうちに帰ったら水もちゃんとあげるね」そう虫に語りかけたのです。
カブトムシのポポとの別れを通じ、どんな生き物にも命があることを胸に刻んだ息子。これからも虫を慈しみ、生き物とのふれあいを楽しんでほしいです。
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作画/yacco
著者:内野みお
5歳と2歳のやんちゃ兄弟に翻弄されながら育児に奮闘するママ。子どもに隠れてこっそりスイーツを食べるのが至福の時間。