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子育てが一段落したアラフィフで飼い始めたペット。ペットを飼うために知っておきたい3つのこととは

「子どもの手が離れたらペットを飼いたい」という声をよく耳にします。私も50歳目前にして、初めて犬を飼いました。子育てが一段落してホッとしたのと同時に寂しさを感じたからです。犬を飼う前にいろいろ調べて勉強しましたが、飼ってみないとわからないことが多くあることを実感! そこで私が実際に思った、ペットを飼うために知っておきたいことをお伝えします。

 

【1】思ったよりお金が必要

犬を飼うと何にお金がかかるのでしょう? まず、生体代はもちろん、生活するために必要なケージトイレクレート(ペットを運搬するケース)。飼い主に義務付けられている市区町村に登録する費用(3,000円)ワクチン代(7,000円)狂犬病予防接種(3,400円)は必須でした。

 

それにドッグフード。これもピンキリで原材料の品質、安全性、栄養バランスが考えられた体に良い物をと思うと、高価になります。そしてトリミング。ちなみに私はトイプードルを飼っていますが4~6週間に1回、その都度6,000~9,000円くらいかかります。

 

また病気をしたり、けがをしたりしたときの病院代保険代(年間3~5万円)。しつけ教室に通うなら教室代。またおしゃれを楽しみたいなら、お洋服代などなど。

 

もちろん犬種や使うお店、または自治体や病院によって値段はさまざまですが、だいたい目安は小型犬で年間15万~20万円くらいかかることが多いようです。思ったよりもお金がかかるなあというのが正直な印象。でも、何にお金を使うかを考えてメリハリをつけることも大切だと思いました。

 

例えば私は健康や予防のためのお金はきちんと使い、洋服はフリマアプリで格安品を探したり、おもちゃは手作り品や100均の物を使ったりなど工夫して節約しています。

 

【2】勝手に良い子には育たない

50歳でペットを飼うと、まるで孫のようでかわいくて思わず甘やかしてしまいそうになります。でも、楽しいペットライフを過ごすためには、しつけは欠かせません。

 

しつけといっても、お互いに快適な生活を送るために必要な最低限のことができれば、まずはOKだと思います。例えば室内犬であれば、部屋中どこでも排泄されては困ります。なのでトイレトレーニングは必須となります。

 

あと、私が大切だと思うのは、かまないようにすること。やっぱりかまれると痛いですし、他の人をかんでしまってけがでもさせたら大変です。私は誰にでもかわいがってもらえる子になって欲しいと願っていたので、そこは一番気を付けていました。

 

でも、頑張ってしつけてもかんじゃう子もいますし、性格的なものもあるので素人には太刀打ちできない面もあると思います。そういうときは悩んでいるより、しつけ教室に通ってプロの手を借りるのも一つの方法。市の動物愛護センターなどで開催しているしつけ教室などは、案外リーズナブルでした。どのように育てたいか、どのようなペットライフを過ごしたいか、それによってしつけ方も変わってくると思います。

 

 

【3】最期までお世話をする覚悟を

ペットを飼うこと

 

50歳はまだまだ人生の半ばかもしれませんが、やはりいつ何時何が起こるかはわかりません。病気や事故、なんらかのリスクは若いころより高くなります。そんなとき、ペットはどうするのか? これは重要な問題です。面倒が見られなくなったからといって、見捨てるわけにはいきません。市の動物愛護センターの職員さんの話では、保健所に世話ができなくなったと飼い主が持ち込むケースも少なからずあるそうです。

 

いろいろな事情があるとは思いますが、それは本当に悲しいことです。最期までお世話する覚悟が必要ですが、もしも自分でどうしても世話ができなくなったときはどうするのか。それを考えておくことも大切だと思っています。

 

例えば引き取り手を探すとか、身内、友人知人、もしくは保護団体に相談するなど。そしてそのためには、やはり最低限のしつけができていることが必要になってくるのです。かむなどの問題行動があると、引き取り手を見つけるのが難しいからです。

 

まとめ

犬を飼い始めて、初めは正直戸惑い、しんどいときもありました。でも、私が帰って来たらちぎれんばかりにしっぽを振り、全身で喜びを表してくれるその姿。家ではどこにでもついて来て、いつも私を見上げているその瞳。すべてが愛おしくて愛おしくて、今では癒やされまくっています。

 

子どもが成長し、静かになったわが家でしたが、ワンコのおかげで笑顔も家族の会話も増えました。愛情を注ぐ家族が増えるのは本当に幸せなことです。悲しい事件も多く聞かれますが、これからも家族の一員として大切に育て、最期まで一緒に暮らしていきたいです。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

 

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著者:山川 結希子

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