そして、妊娠31週から総合病院に受診することになったママぺいさん。
医師から大量の資料を受け取ると、コロナ禍ならではの注意事項を説明を受けることに。その説明では、「分娩の立ち会いや入院中の面会もNG」「入院中の荷物の受け渡しもダメ」などかなり行動制限が設けられてしまっていることから、思わず落胆してしまうのでした。
至るところで、個人院と総合病院の違いを実感して…
「このあと時間あります? エコーの予約が取れそうなので
今日しちゃいましょうか」
「はい。大丈夫です」
そして、ママぺいさんはしばらく待つことに……。
「お待ちの方どうぞー」
診療室に入って診療台に横になると、
黙々と手を動かし、
モニターを見つめるエコー技師さん。
(何か説明をおくれ……。
お腹に腕を置かないでおくれ……。
長時間の無言の仰向けは吐きそうよ……)
心の中でそうつぶやくママペイさん。
しかし、エコー中もエコー後も、
「問題なしです」と言われたものの
特に詳しい説明はありませんでした。
(個人院の毎回丁寧な説明、ありがたかったな……。
あ、エコー写真もらい忘れた……)
お会計を待っているとき、エコー写真をもらい忘れたことに
気付いたママぺいさん。
後日の診察で女性医師に質問してみると、
「感熱紙はもうないので、印刷でよければぁ~」
という返事が……!
そして、さっそくエコー写真を印刷する女性医師。
ママぺいさんはエコー写真の印刷されたものを受け取ると、
(ないよりはええ。ないよりは)と若干不満が残りながらも、
心の中で自分で自分を納得させるのでした。
個人院と総合病院にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、総合病院では個人院では対応できない緊急事態が起きたとき、ほかの診療科も併設されているため、そういったアクシデントにも対応できるほか、入院費用が個人院より比較的安いなどのメリットもあります。もともと個人院に通っていたママぺいさんからすると、患者さんの数が多い総合病院では診察が流れ作業のように感じたり、説明が丁寧でなかったりと、どこか物足りなさを感じてしまったのかもしれませんね。
監修/助産師 松田玲子