もうすぐ日本では入学式の季節ですね。日本の小学校の入学式に欠かせないものといえば、ランドセル。平均で3万円から4万円、高いものだと10万円も超えるものもあるとか。今では、おじいちゃま、おばあちゃまが、孫のために購入するご家庭も多いようですね。
ランドセルは義務ではない?
小学生ならランドセルは当然のように背負うもの、と思って、疑問すら抱いていなかった私ですが、実はランドセルは義務ではないのだそうです。
丈夫で、教科書などがしっかり入り、両手が空くということで、実用的なこと、またみんなが持っているということで、日本の定番になっているようです。
モロッコにもランドセルがある?
革製のあの形のランドセルと呼ばれるものは、日本独自のものです。最近では、海外で日本のランドセルが人気で、お土産に買って帰る外国人もいるそうですが、日本のように定番のものとして使われているわけではありません。
外国で人気と言っても、モロッコでは日本のランドセルは知られていないのが実情です。そんななか、モロッコでもランドセルに似た形のリュックを子どもたちは使っています。
旅行にも使えそうな3WAYのかばん!
日本の幼稚園にあたるプレスクールに通う子どもたちは、教科書などは学校においておくので、荷物はおやつくらい。そのため、わが家の娘などはポシェットでプレスクールに行ったりしています。
しっかりとしたカバンを持っていくようになるのは、やはり小学生くらいの子たちから。この小学生くらいの子どもたちがよく持っているのが、手で持つこともでき、リュックのように背負うこともでき、ガラガラとスーツケースのように引くこともできるかばん。ランドセルのようにポケットもたくさんついています。
これがモロッコの子どもたちのランドセルにあたるのではないでしょうか。でもみんながみんな持っているわけではなく、普通のリュックやかばんの子どもたちもいます。
この便利な3Wayのかばんですが、子どもが好きなスパイダーマンや、ミニオンズ、アナと雪の女王などのキャラクターの絵がついているものばかり。おしゃれなデザインのものがないのが非常に残念なのですが、旅行にも使えそうな機能性が魅力のかばんです。(TEXT:ヒロコ ラメッシェ)